2013/09/24 カテゴリー: Current Affairs, Life, Web/Tech | 個別ページ | コメント (0)
年末からのマイブームが勝新太郎の「座頭市」。1962年の第一作が最高だけれど、テレビシリーズもあって、何十本もYouTubeで観ることができる。テレビシリーズのオープニングテーマ曲のひとつが、石原裕次郎が歌う「不思議な夢」(作詞:なかにし礼)。なんてことで、最近見た夢をメモっておこう。
その1)
そこそこの規模のお店で、宴会や仕出しの料理の品質管理をする仕事をしていた。
ある日、さて晩飯を食いに行くか、と帰りがけに社内を見ていたら、明日午前中の会議用の料理約60人前が、皿に盛りつけられた状態でオフィス内に並んでいるのを発見。
内容を確認すると、メインの料理はまだしも、付け合わせが明らかに、明日の朝まで常温だと腐敗するであろうものだった。
これはイカン、こんなものを常温でなんのカバーもせずに放置しておくとは、と調理担当者を探すが既に誰もいない。
仕方ない、付け合わせだけあるものでなんとかするか、と厨房に入ってみたが、適当な食材もない。
うーん、と唸って、盛り付けられたものは全部捨てて、崎陽軒のシウマイ弁当を60個発注することにした。いまは900円になったから54,000円だ。多分、お汁とお茶くらいは用意するだろうから丁度良いはずだ。
翌朝、そのことをスタッフに伝えると、「付け合わせを直前に食べてみて、問題なかったらOKなんじゃ?」などとノーテンキな反論をしてくるバカがいたので、「オレが腹を壊さないからといって、世の中の人もそうだと思うなよ、それにもし明らかに腐ってたらどうするんだ、何をつくってどう差し替えるつもりなんだ、このタコが」などと罵倒していたら、「そんなに頑健な胃腸の人は品質管理に向いてないのでは?」とさらに呆れる反論をしてきたので、「好きでやってるわけじゃねぇんだよ。いま、この場でクソなことが言えなくなるくらい殴ってやろうか? そうすりゃ、懲戒免職で辞めさせてもらえるだろう」などとパワハラまがいのセリフを吐いたところで目が覚めた。
その2)
たくさんの人々が山間部の広大なエリアを歩いて移動している。
自らの意思ではなく、そこを支配しているらしい見えない存在の意図によるもののようだ。従順なものを選ぶためか、身体能力が高いものを選ぶためか、延々と歩かせている目的は良く分からない。
そんな中、何らかの意思を以て行き先や立ち寄り先を決めようとしている小さな集団がいくつか存在した。なぜか、日本プロ野球の球団名を名乗っている。
去年強かったチームを名乗る集団は、意思が明確でそれなりの意味が読み取れる動きをしていたが、弱かったチーム名の集団は、明らかに行き当たりばったりで(トイレが劣悪なところにしか立ち寄らないなどw)、そこに集まっている人達も烏合の衆なのだった。
オレは、誰に付いて行くでもなく、ただただまともなトイレを探していた(トイレに困る、ってのは夢ではよくある)。
目が覚めたら漏らしていた、なんてことは、幸いにも「まだ」ないが、、、。
先日、某タイヤショップで「けんもほろろ」(無愛想に人の相談などを拒絶するさま。取りつくすべもないさま:広辞苑 第七版)な対応で呆れたのだが(タイヤ業界、いつからそうなった!?)、クルマ関係の人に話をしたら「それは信じられない!?」という反応だったので、気を取り直してチューニングも手掛けている自宅近くの別のタイヤショップに行ってみた。
結果、こちらの要望を踏まえてカタログを何冊か調べてくれて、「あー、このクルマだと15インチの方が標準なんですね」という感じでサクッと理解してくれた。適合するホイールを数種類、タイヤも特徴を教えてくれつつ数種類、サクッと提示してくれる。やっぱり、タイヤショップというのは、こうじゃなきゃね。
オレは間違っていなかった、と安心して、ホイールはこれで決まり、タイヤはこれとこれでどっちが良いかな、という感じで、ホイール1種類にタイヤ2種類の2つの見積りと納期を連絡してもらうことにした。すぐに見積もりの連絡がきて、アルミホイールとタイヤ、工賃込みで、ディーラーだとホイール一式にも満たないくらいの金額で済む(そうはいっても10万円台だが完全に想定内)ことが分かった。
1週間くらいでタイヤとホイールが入荷したとの連絡が来たので、約17,000キロ走ったタイヤを換装した。めでたく、当初想定通り、195/45 R16(特別装備品)から185/55 R15(このクルマの標準サイズ)にインチダウンすることができた。タイヤ外径はほぼ同じだし、はみ出していないし、干渉もない。同じ車種の標準サイズなんで車検も問題ないはず。
既にして峠道を振り回したりしないので、静粛性と省燃費を重視したタイヤにして快適さを向上させた。ホイールは、ヒトデみたいな形からスポークタイプに変更(デザインは好き好きなんだが)。センターキャップ無しでボルトが緩んだらすぐに分かるような形状。ボディカラーがマット仕上げなので、ホイールもマットな感じにしてみた。測定してはいないが、けっこうバネ下は軽くなったはず。
さっそく首都高に乗って、制限速度で都心環状線を一回りしたりして約70キロを走り、表面を一皮むいてタイヤの慣らしはほぼ完了。タイヤのサイズ変更と静粛性重視の結果、さすがに乗り味はマイルドになった。でも、フニャフニャした感じはない。ハンドル操作も軽くなった。エコタイヤゆえの燃費向上、ブレーキ性能、ハンドリングなど、本当のところが分かるのは、ちょっと遠出してワインディングなどを走ってみてからかな。
今乗っているクルマは基本的にはとても良いのだけれど、当初から「幅広扁平過ぎるタイヤ」と「ヒール&トゥが不可能なペダル配置」の2点だけが気になっていた。タイヤについては、これで一件落着。峠に行かなくなったので、ヒール&トゥは封印で問題なし。あと、195/45 R16はタイヤの銘柄がかなり限られるけれど、185/55 R15ならそこそこ選べるし同じようなグレードなら16インチより安いというのが、先々の話としては良いところ。
一応、エコタイヤにしてみたのだけれど、元のタイヤ(ちょっとスポーティ寄り)でも、東名高速でリッター31.2キロを記録したことがあるので、タイヤの性能云々よりも走り方の方がはるかに効くとは思うのだけれどね。
ま、でも、足元を思った通りの感じに刷新するのは、気分が良いものだ。サクッと対応してくれたタイヤショップに感謝。外したホイールは、一応、このクルマに限定装備のものなので、自分では使わないとは思うけれど、将来(売りに出す可能性はなくはない)のためにベランダに保管(マンションで駐車場は青天なのでね)。
2022/08/26 カテゴリー: Current Affairs, Life, Mobile | 個別ページ | コメント (0)
クルマのタイヤというものは、標準装備の銘柄やサイズは基準のひとつとして、
・外径(あまり変わると速度計の誤差が大きくなる)
・LI(ロード・インデックス。耐えられる負荷であるが、所詮、制限速度は100km/h)
・ホイールハウスやブレーキなどに干渉しない
などについて問題がなければ、ユーザーが好みやクルマの性格に応じて自由に選択できるものだと認識している。車検にしても、あまりに無茶なもの(はみ出しが目に余る、速度計の誤差が大き過ぎるなど)やひどく擦り減っていなければ通るのが普通だ。
そもそも、この認識が間違っているのなら、以下の文章はまったくの無駄な話ではあるのだが、最近、非常に気になる事案に遭遇した。
いま乗っているクルマは、小型車としてはミニマムに近いサイズで、エンジンも1リッターに満たないにもかかわらず、「195/45R16」という一昔前ならスポーツカーかと思うような幅広で扁平なタイヤを履いている。エンジンや足回りなどを特にチューニングしてある訳でもないが、限定バージョンということで外観重視の結果だと思われる。個人的には、幅広扁平がカッコ良いとも思わないのだが。実際、同じ車種でもグレードやモデルによっては、「185/55R15」「175/65R14」などのタイヤが装着されている。
走行距離からして、そろそろタイヤ交換の時期を迎えているのだが、クルマの性格(と自分の好み)を考えると、195/45R16は太過ぎ、かつ扁平過ぎなのだ。ロードノイズもうるさく感じる。速度計が狂うのは、速度違反の取り締まり対策としても困るので、外径がほぼ同じサイズでもう少し細くてそこまで扁平ではないタイヤにしたいところなのだ。できればこれにしたい、という銘柄もある(その銘柄は195/45R16は用意されていない)。
そういうわけで、メーカー装備のサイズにもある185/55R15のタイヤとホイールを探しに行ったのだが、某タイヤショップでの対応に呆れてしまった。
まず、16インチを15インチにして1サイズ細くしたいという話を聞いた直後にタイヤメーカーに電話した挙句、メーカーの受け売りで「インチダウンはお勧めしない」などと言い始めた。同じ車種には15インチも14インチもある、と伝えても、「メーカーがお勧めしないと言っている」「標準サイズにしか交換しない」「そうでないと、保証できない」などと言い出す始末であった。
「タイヤ業界、いつからそうなった!?」というのが正直なところだった。「あまり嬉しくないタイプの客だってことですね。じゃ、他を当たります」といって店を後にした。
タイヤについては、特に最近のSUVなどに顕著なのであるが、自動車とタイヤのメーカーが結託して(いるとしか思えない)、安全性を大義名分として必要以上に太く扁平にしていると、常々感じている。太くて扁平なタイヤは高価格である。4本交換するとなるとひと財産だ。必要以上に高いものを買わされている、と思えてならない。そりゃ、メーカーに電話したら、少しでも高い方を売ろうとするに決まっているだろう。
太くて扁平なタイヤは、限界性能は高いかもしれないが、日常的な使用では良いことばかりではない。タイヤの銘柄や性格にもよるが、ロードノイズが大きい、乗り心地が堅い、ばね下重量が重くて路面の凹凸に対応しにくいなどのデメリットもある。前述した価格が高いというのも、多少ヘタってきても気軽に交換できないと考えると、かなりのデメリットだ。
以前、SUVに乗っていた時は、夏タイヤがあまりに幅広で重くてもっさりしているので、スタッドレスを買う時にタイヤショップに相談して、インチダウンして1サイズ細い外径がほぼ同じタイヤにしたことがある。結果、ハンドリングや接地フィール、ロードノイズなどが改善した。
さて、どうするか。あそこまで杓子定規な、自分では考えない対応が普通になっているのだとすれば、別のタイヤショップに行っても大差ないかもしれない。インチダウンは諦めて195/45R16のままでもう少し好みの乗り味の銘柄を探してみるか(ホイールは買わなくて済むので安上がりではある)。もっとも、自分のクルマに履かせてみないと、本当のところは分からないので、タイヤ選びはなかなか難しい。まだ限界まで減っているわけでもないので、もう少し時間的な余裕はあるのだが、なかなか悩ましいところだ。なお、タイヤは、この4月から値上がりしたらしいので、ますます先送り感が強くなるのであるが。
2022/04/13 カテゴリー: Current Affairs | 個別ページ | コメント (0)
Facebookの「思い出」にこんなのが出てきて、一瞬、当時のことを思い出した。
中学のとき野球部だったんだけど、冬(札幌だよ)の定番は、
雪に突き刺してキンキンに冷やした金属バットを後ろから忍び寄って
背中に入れる、ってものだった。苛めというより戯れだなw
ま、北国ってのは、中学生でさえ、なんでこんな雪で覆われる寒いところで野球部(野球じゃなくて野球部ねw)なんかやってんだか、、、という多少俯瞰的というか自嘲気味な感覚とともにあるんだよね。これは、気候が良いところで生まれ育った人にはあまりない感覚だと思うw
だから、しばらく前に北海高校が夏の甲子園で準優勝したとき、とにかく体育館でストーブを炊きまくって厚着をして猛練習して暑さに慣れた(爽やかな良い天気の日に屋外で練習なんてとんでもない、的なw)、ってのを聞いて、ごちゃごちゃ考え過ぎていなくて最高だと思ったんだよね。
北国のシーズンという意味では、ウインタースポーツだとしても春夏秋のほうが長いわけで、これもなかなか痛恨ではあるけれどね。
なお、冒頭の「戯れ」についていえば、金属バットだからキンキンに冷やせるのだけれど、それ以前の木のバットだと、雪がこびりついて、そこにさらに雪がくっついて「つくね」みたいになるので、やたら重いし太くて背中に入れたりできないんだよね。金属バット以前は、何か別の戯れがあったんだと思うけどオレは知らない。単純に雪球を隠し持っていてそれを背中に入れる、かもしれないが、それだと下着と身体の間に入った雪が融けて下着が濡れるので、風邪を引きやすいのではないかとも思われる。素振りだのする前にまずは雪で冷やしておく金属バット、なかなか巧みだったのだな。
実は、2020年12月から「FIAT 500 Manuale」に乗っている。「ツインエア」と命名された900ccに満たない2気筒ターボエンジンに5速マニュアルミッションの限定車である。専用の色は、艶消しの濃い緑(ワックスがけ不要なのが良い)。「これは久しぶりに良いかも」と感じて、2020年の秋にディーラーに見に行って即決したのだった。
約1年で15,000km走って既に手足の一部になりつつあり、とても良い買い物だった、と実感している。
FIAT 500は、排気量が875cのツインエア・エンジンとコンパクトな4人乗りのボディがとても「現代的、あるいは今日的」な魅力に溢れていると思っていたのだが、ベースグレード(クルマはベースグレードに実力が出るものだが)にはATしかなく、かつパステルカラーだったりで、どうにも踏み切れなかった。500ベースで直列4気筒エンジンの「ABARTH 595」であればマニュアルもあるのだが、このボディならツインエアをマニュアルで乗ってみたいと思っていた。
Manuale(マヌアーレ:マニュアルの意)は、ほぼベースグレードのままマニュアルミッションを組合せ、ボディカラーや内装(ガラスルーフなど)、ホイールなどが多少の特別仕様というもので、これまで500のツインエアに感じていた抵抗感が拭い去られている感じがしたのだった。ハンドルは右である。
2気筒エンジン(バイクも含めて)、ターボエンジン、2ドアのハッチバック、というフォーマットは、すべてが人生初である。これまでのクルマは、FRは直列4気筒、FFと4WDは水平対向4気筒と4気筒ばかりだった。バイクにしても単気筒を2台乗っただけである。シリンダーは少ない方が良いと思っているのだ。
875㏄の2気筒エンジンのこのクルマは、4人乗りとしてはミニマムサイズであること、さらに「Before EV(電気自動車)」の時代末期のクルマとしてなんとなく象徴的なのではないか、というのが前述の「現代的、あるいは今日的」の心である。実際、高速道路で省燃費を意識して走ると、リッター30kmを超える燃費を記録したりで、ハイブリッドカーと大差なかったりする。
2010年に、21年乗った1989年型のアルファロメオのFR、4ドアセダン、5速マニュアルというクルマ(ALFA75 Twinspark)を廃車にして以降、約10年間に3台のスバル車に乗り、結局、イタリア車に戻ってきたことになる。これはこれでちょっと感慨深い。
アルファロメオに21年乗ったことと自分の年齢を考えると、今回のFIATが「最後のクルマ」になるかもしれないが、結論はしばらく乗ってみてから、ということでちょっと保留ではある(乗ってみたいクルマは他にもないわけではない)。もっとも、電気自動車、ハイブリッド、水素エンジン、コネクテッドカーなどには、まったく興味がないのではあるが。
FIAT 500は、音と振動で存在を主張する素晴らしいツインエア・エンジンにジャストサイズのボディ、というとてもバランスが良いクルマだ。低速トルクが太くて燃費が良いのも好ましい。リヤシートを倒すと広大なラゲッジルームになって実用的だし、小さいクルマというもののお手本のような存在だと思う。こまめにシフトしながらワインディングを走っていると、とても楽しい。新東名の120km制限の区間を制限速度くらいで走ると、時速100kmよりも明らかに直進安定性が増す。
唯一の不満というか改善の余地があると感じているのは、ヒール&トゥがしにくい、というかほぼ不可能なペダル配置である。ま、余裕を持って減速してから、軽くアクセルを踏んで回転を合わせてシフトダウンすれば良い話ではあるのだが。
それにしても、1年で15,000km走行して、オイル漏れなど液漏れ含めてまったくのノートラブル、というのには驚いた。最終テストはユーザーの役割、という感じさえあった1989年型(基本部分は丈夫だったが細かいトラブルはあった)のアルファロメオと比べると、工業製品として隔世の感がある。
そろそろタイヤを新調したくなってきているのだが、195/45R16というサイズは選べる銘柄が限られるので、限定車専用デザインのホイールを外して、ホイール代もかかることを前提に185/55R15あるいは175/65R14にインチダウンすることも検討中だ。クルマのサイズと普段の乗り方を考えると、45扁平である必要はないし、もう少し快適性を重視したタイヤにしてみたいとも思うのである。
2022/01/02 カテゴリー: Current Affairs, Life, Mobile | 個別ページ | コメント (0)
引っ越して約2カ月、ポータブルのCDラジオ(約7000円の代物)一発で誤魔化していた仕事部屋のリスニング環境、ようやく多少まともにすることができた。
新規調達したのは、DENONの安価なCDレシーバー。CDプレーヤ、FM/AMラジオ、Bluetooth接続、アナログ入力、デジタル光入力×2(使わないのだがw)が1台にまとまっていて、これ1台で手持ちのソース(アナログLP、CD、スマフォに溜めたアナログLPをMP3に変換したファイル)が全部再生可能となる。プリメインアンプとCDプレーヤなどは置く場所がない、というのも理由のひとつ。3万円くらいなのだが、アマゾンカード新規加入でもらった5000ポイントを充てた。
もう少し上のグレードの製品だと、ストリーミング系サービスに対応していて、スマフォやPCがなくてもそれらが再生可能になるのだが、そもそもストリーミング系サービスは使っていない。また、デジタル系のサービスにはバージョンアップが付きものだし、端末側をそれに対応させる必要がある。そうなるとアナログを再生するための機器の製品寿命がデジタルに引っ張られて意図せず短縮される可能性がある。そういうわけで、ネット対応ではないものを選んだ。これ、レンズは気に入ったら張り込んでも長く使えるから良いけれど、デジカメボディはPCより製品寿命が短いくらいなのでハイエンドは買う気にならない、というデジタル系製品の宿命のようなものという点で相通じるものがある。
アナログプレーヤは、DENONのフルオートのアナログプレーヤ。2017年に買った電源スイッチさえついていない安い(約8000円)もので、ON/OFFスイッチのついたコンセントを介して電源を取る。CDレシーバーのアンプ部にはフォノイコライザーが入っていないので、プレーヤの内蔵イコライザをONにしてAUX用のアナログ音声を出力する。
スピーカは、ずいぶん前(多分、2001年くらい)に作った自作のエンクロージュア。ユニットはアルテックの同軸2ウェイ。レンジは狭いけれど、振動系の慣性重量が軽い感じでアンプを選ばないユニットだ。ウーファのコーンをちょっと破いちまったのだけれど(写真は破れていない方)、補修したのでほとんど気にならない。けっこうな期間の慣らしが必要だと思うとスピーカを新調する気にはならなかったし、ちょうど遊んでいたこのスピーカを再活用したかった(昔のブログエントリ「スピーカーを作ろう!」を参照)。
そういうわけで、セッティングに入る。CDレシーバーとアナログプレーヤは同じ書棚の天板に、左右スピーカは独立した棚(左右とも同じ高さのカラーボックスだが材質が異なるもの)に横にして乗せる。横にしたのは、音像が高くなり過ぎるのを避けるためと、スピーカの上にもCDを積んでしまいたい、ということで。棚同士はわずかに離してあるので、アナログプレーヤにスピーカーの振動は伝わりにくいはず。
スピーカ、アナログプレーヤ、FMとAMのアンテナ(付属品)などをつないでから電源を入れる。その状態で、デジタル入力機器(手元にない)以外の全てのソースがちゃんとステレオで左右正しく鳴ることを確認してから各種設定をする。
まずは、DENONの特定のスピーカ特性に合わせて音をイコライズする設定をOFFにする(出荷時はONなのだな:苦笑)。ラウドネス的な設定もOFF、トーンダイレクトにして音の色付けをなくす。次に、1950年代のモノラル録音のジャズのLPを再生して普段のリスニングポジション(ちょっと左寄り)でのセンターを調整。
さらに、FMラジオのチャンネルを自動セットしたり、時計を合わせたり。最後にスマフォとBluetooth(使わないときはBluetoothのスイッチを8秒長押ししてOFFにして音質劣化を防ぐという仕様)でつないで、スマフォに溜めたアナログLPをMP3にした音源を再生できることを確認して、とりあえずの設定が完了。
チェック用CDは1977年のスタッフのセカンドアルバム「More Stuff」。各種設定前はモコモコしていたのだが、悪くない感じで鳴るようになった。イントロのスネアが「ガッドの音」で変な響きが付かず、左チャンネルからコーネル・デュプリーのリズムギターがご機嫌に聴こえてくれば、それでほぼOKではあるのだがw
今回、書棚やカラーボックスの類を壁に寄せて並べ、その上にオーディオ機器を乗せ、パンダが不気味な引っ越し段ボールに入ったままだった本など(大した量ではないのだが)を棚に移して、2カ月経ってようやく引っ越しの片付けが完了した。棚は、中身が詰まって重いことがオーディオ機器を乗せるには肝要だ。
こんなチープで適当なシステム&セッティングでも、いくつかチューニングのポイントはあるものだ。低域をほんの少しブーストしたり、センターを部妙に調整し直したり、スピーカーの内向き加減を左右で微妙に変えたり、などなど。なんだかんだと、落ち着くまでに2、3日かかった。いやー、そこそこイイ音になったなーw
2021/12/31 カテゴリー: Current Affairs, Life, Music | 個別ページ | コメント (0)
2014年の11月(ボジョレの解禁日あたり)にガラケーから機種変更して以来、約7年で3台のスマフォ(昔の勤務先に義理立てしたわけではないが3台とも富士通製)を使ってきたのだが、そろそろ、
・音声通話
・メールの着信チェック
・出先からの馬券購入
・モバイルSuica
・クルマにつないでカーナビ
くらいに用途を絞ることにした。あとはせいぜい、Kindleでしか持っていない本を読む、かな。
スマフォ離れの最大の理由は、カメラの使い勝手が悪いこと。もう一つの大きな理由は、テキスト入力がダル過ぎること。指が太いので入力ミスや操作ミスも多い。画面サイズが小さいことはあまり問題ではない。
SNSなどへの投稿の場合、たいていはスマフォからPCに画像を移して(USBでつないだりメールで送信したり)PCで編集してから投稿していたので、スマフォで投稿したりテキスト入力をすることは少なかったとはいえ、
・カメラ自体がイマイチ
・撮影時にいちいちカメラアプリを起動する必要がある
・起動後、いちいちズームしないとならないが、その操作性が悪い(微調整が難しい。1.6倍などでピタッと決まらない)
などが気になっていた。
安い機種ということもあって、ストレージも不足気味だし、古いデータを消すなどということに時間と手間をかけるのも面倒だった。
さらに、なんとなくスマフォというもの(タブレットを含む)に飽きてきた、テキスト入力を始めとしてもろもろ作法を強要される感じに嫌気がさしていた、スマホに没頭している感じがどうにも好きではない、などの理由もある。スマフォの作法や都合に振り回されている場合ではないのだ。
とはいえ、食ったモンを撮っておかないと何を食ったか忘れてしまうので、写真は大事である。食の記憶こそが人生でもある。
そんなこんなで、どうすることにしたかというと、
・常時携行できる小さなデジタルカメラを調達
・メールの着信があったらPCで内容を確認し対応する
・SNSはPCからアクセスする
・Instagramは使わない(そもそも好きではなかった)
そうなると、データ通信量が減ることは確実なので、デジタルカメラを決める前に、まずはスマフォの料金プランを変更。月額で1000円以上も安くすることができた。
デジタルカメラは、キヤノンの「PowerShot G9 X MarkⅡ」という小さなカメラにした。Gシリーズのエントリモデルなのだが、必要にして十分な機能だし、ズームレンズのスペックなどで無理していない感じが好ましかった(デジタルカメラは製品寿命が短いので、無駄に高いものではなくエントリモデルを選ぶ、というのもある)。電源を切っても直前の設定を覚えておいてくれるか(過去に起動するたびに設定し直しというものを使ったことがある)などの操作性や持った感じを店頭で「手指を消毒しつつ」触って確認してから購入した。
そういうわけで、スマフォで撮った最後の写真(購入直後にカフェでバッテリー充電中)と、記念すべきデジカメの最初の写真(カメラとしてはお役御免になったAndroidなのに昔のAppleのシールが貼られた富士通製スマフォ)がこの2枚。これを以て、スマフォでの写真撮影、スマフォからの投稿は、よほどの例外以外は封印ということにした。
スマフォ前提のInstagramも更新を停止したが、最近になってPCからも簡単に投稿できるようになっていたらしい。以前は「PCからの投稿はブラウザでスマフォエミューレート機能を使って云々」ということだったので、PCからの投稿は思考(試行)停止していた。とはいえ、そもそもInstagramの作法が嫌い(なんで正方形なの? など)というのが当初からあったので、スマフォ離れと同期してInstagramからも離れることにした。
カメラといえば、最初の愛機は1961年製のキヤノネットの最初期型だった。受光素子の発電によって電池不要で自動露出が可能という、当時は画期的なカメラだった。
1970年代の北海道で全廃直前の蒸気機関車をたくさん撮影した。レンズは45mm F1.9。カラーだとちょっと黄色いものの、モノクロでの柔らかい描写はとても良かった。オーバーホールして、2000年くらいまで使っていた。
つまり、ちょうど60年後のモデルでキヤノンに回帰したことになる。ずっとペンタックスがメイン(今も一眼系はペンタックス)で、ニコン、ライカ、ミノルタ(TC-1をロンドンのタクシーに忘れたのは痛恨だった)も経験したものの、キヤノンはキヤノネット以来遠ざかっていた。そんなこともあって、なんだかしみじみするのであった。
しかし、こうして着々と「おっちゃんのスマフォ離れ」が進行中なのに、Googleからこんなメールが来るのだから笑ってしまう。
まもなくログインの2段階認証プロセスが有効になります。
●●●●[email protected]
パスワードの入力に続けて、スマートフォンで2つ目の手順を完了していただくようになります。
ログインする際はスマートフォンをお手元にご用意ください。
2段階認証プロセスは12月14日に自動的に有効になります。
ご希望の場合は、今すぐ有効にできます。
世の中には、スマフォを持っていない御仁もいるのだけれど(知人にいる)、ま、そういう人はGoogleアカウントも持っていない、ということなのだろうか? しかし、スマフォがいつでも動作状態で手元にある前提でのセキュリティってのは、何かが違うように思うけどね。
2021/12/08 カテゴリー: Current Affairs, Life, Web/Tech | 個別ページ | コメント (0)
浦和競馬場まで徒歩約10分というところに引っ越した。
最寄り駅はJR浦和で、駅から自宅までは徒歩数分。駅名に「浦和」と付く駅は8駅あるのだが、さいたま市浦和区の単なる「浦和駅」(現在は、この YuTube の頃に加えて浦和美園駅ができている)。就職で首都圏に来て40年近いけれど、埼玉県民になるのは初めて。
さすがにターミナル駅というかなんというか、松屋も吉野家も歩いて行けるし、ATMがたくさん並んだメインバンクの支店もすぐ近くにある。成城石井もパルコもあるし、パルコにはもろもろあると有難い店が入っている。
浦和というところは、街の中に競馬場があって浦和競馬が開催され中央競馬の場外馬券売り場にもなっている、というだけではない。隣駅の南浦和から武蔵野線に乗って東に向かうと中山と船橋、西に向かうと府中、どっちもほぼ同じくらいの時間で行くことができる。南浦和で降りずにそのまま京浜東北線に乗っていれば、大井、川崎へ乗り換えなしで行くことができる、という競馬好きには堪らないところなのだ(地方競馬の浦和、船橋、大井、川崎は、南関東四場というが、南関ではなくなかなか勝てない「難関」ともいわれている)。
さらに、大宮から新幹線に乗ると、福島も新潟も近い(関越道も東北道も乗りやすいのでクルマでも良いが)。浦和駅前から羽田空港へのリムジンバスが出ているから、函館、札幌、小倉への遠征も現実的だ(御殿場から高速バスで羽田に行って函館に行ったことはあるけれどw)。
そういうわけで、競馬人生を充実させるべく、競馬場の近くに引っ越したのである。もちろん、仕事はありがたいことに変わらず続いていて、しかもネットさえあればどこでもできる、という状況下であることと、自宅は既に所有していないため、住むところをかなり自由に選択できる、ということもあるのだが。
生まれ育った札幌では、札幌競馬場まで自転車で15分くらいだったが、今回、人生で最も競馬場に近い、ということになった。一口馬主として出資している馬が浦和記念に出る、なんてことになれば最高だ(可能性はあるはずw)。
富士山麓で飲食店を始めた2014年春から7年半、御殿場ではとても楽しく、また有意義な日々を過ごすことができた。カレーの本(「インドカレーは自分でつくれ」 平凡社新書)を出すことができたのも、店でカレーを作っちゃ食い、作っちゃ食いを1000本ノックのように(ま、450本くらいか?w)繰り返したから、でもある。
富士山麓、御殿場でお世話になった皆様、お付き合いいただいた皆様に、心から御礼を申し上げたい。本来、お会いしてご挨拶すべきところではあれど、略儀にてご勘弁を。浦和から御殿場は、首都高&東名高速で120kmちょい、順調なら2時間を切るくらい。たまに行くことになると思われるので、引き続きよろしくお願いします。
2021/10/31 カテゴリー: Current Affairs, Life | 個別ページ | コメント (0)