北海道に数日行って来た。テーマは地ビールだったのだが、これがけっこう肩透かし(笑)。
まずは、旭岳温泉へ。
昔は、湧駒別(ゆこまんべつ)温泉と呼ばれていたところで、ひなびた山奥。北海道の最高峰、旭岳のロープウエイの麓で冬はスキーでしょ、という宿。
宿はかなり良かった。泉質が数種類ですべて豊富なかけ流しのお湯も良かったが、特に生ビール(アサヒだけど冷えているので美味い)630円なのに飲み放題70分1000円という夕食の飲み放題メニューがすばらしかった(お湯と比べてどうするのか?)。
呑ん兵衛ばかり押し寄せたら、破綻する値付けなのだった。
地ビールは「秘湯ビール」小ビンが620円ってのがあったんだが、これが「日本秘湯を守る会」の会員宿限定のビールで秋田県産のものであった。
ちょっと、がっくり(苦笑)。
地ビール・ツアーの記念すべき第一弾がこれ。ハズシの予感であった。
味は、ま、さっぱりさわやか系であったが、全体の印象は薄い。
もうちょっとコクと苦味が欲しいところ。風呂上りに1本飲んだが、その後は自動販売機のサッポロ・クラシックにした。
夕食時は、前述のアサヒの生を飲み放題で。アサヒはいまいちではあるものの、キンキンに冷えているので、べたっとした味も気にならず、いくらでも飲めるのだった。
翌日、旭岳にロープウエイで登って、そこらをトレッキング。
ロープウエイの駅で飲んだのが「旭岳ビール」350cc缶が320円。ロープウエイも経営している「わかさいも本舗」の生産。
これも、スッキリしているが、ちょっと物足りない、なんとなく薄い味。
ま、8キロ弱の山を歩いて、のど渇いてたんで、美味しくいただきましたが、、、。
2泊目は天人峡温泉。ここもお湯は、湯量豊富なかけ流し。
ビールは、自動販売機のサッポロ・クラシック。部屋の冷蔵庫の黒ラベルより安いし。
北海道は普通にクラシックが飲めるところがいい。
地ビールは無かったけれど、天人峡限定の男山特別純米「羽衣伝説」(羽衣の滝にかけているんでしょう。落差二百数十メートルの見事な滝)を飲む。
でも、変な味はしないので、北海道の酒も良くなったなあ、としみじみ思う。
20年くらいまえなんかだと、尻漏りした酒でお銚子がテーブルに引っ付いて、お銚子持ったらテーブルが動いた、なんて笑い話になるほどべたべたした酒もあったくらいで、、、(笑)。
札幌の夜は、夕食の寿司屋では黒ラベル。
帰り道、ホテルの近くのコンビニで3種類の地ビールを発見。
飲み足りなかったので、早速買い込んで、ホテルで飲む。
すすきの(中央)、十勝(左)、小樽(右)の順番かなあ、、、。
すすきの地ビールは、コクもあるし、酸っぱくなくて、なかなか美味い。
十勝、小樽とだんだん軽くなる。小樽は薄い感じがした。
このすすきの地ビールの工場がすすきのにあるのだが、そこに併設でやっている飲み屋が「しみじみ札幌」。
これが、なかなか味わい深い店(小さな七輪が席に来て、自分でいろいろなものを焼いて食べる)なのであるが、今回は暑かったし行かなかった。
函館に移動して、夕方、羽田行きの最終便にはちょっと早い時間に空港に到着。
さっさとクルマを返却し、空港レストランで居酒屋状態に。
函館地ビールを飲む。
函館の地ビールには、確かアルト、エール、ピルスナーとあって、金森倉庫のあたりのビアホールで過去に全て飲んだのだが、空港で出されたのはピルスナーのようだ。
ちょっと酸っぱい系の味、かすかなクレオソート臭を感じるが、レベルは高い。
それ以外は、サッポロ・クラシックの生と、同じくクラシックの中瓶を飲んだ。
つまみは、ニシンの燻製、タコの唐揚など。空港レストランにしては安くて、なかなか美味い。
空港の売店には、大沼ビール(これも3種類ある。過去に飲んではいるが記憶が不鮮明)も売っていたのだが、重いので今回は買わず。
その場で飲むには、ちょっと落ち着かない。
なぜ、レストランで地ビールセットとか出さないのかなあ、、、。
で、今回の地ビールについての結論。
実は、サッポロ・クラシックこそが、北海道の最大にして最強の地ビールなのではないか、と思わされた旅なのであった。
どんな旅館でも、サッポロ・クラッシックが自動販売機にある。レストランなどでも、生を頼むとクラシックだったりする(アサヒもけっこうあるが)。
これは、道外ではありえない状態である。
大手と個別の醸造所の流通力の差、と言ってしまえばそれまでであるが、田舎の酒を売っているコンビニでも「道の駅」でも、地ビールは見当たらず、クラシックは必ずあるのだった。
サッポロ・クラシック、もう一段苦いとさらに美味いと思いますが、、、。
※なお、食べたものについては、別blog「量も味のうち」に順次アップしていきます(笑)。
お帰りなさい!
温泉とビールとおいしいものの旅、楽しそうだな〜。
サッポロ・クラシックが常にある、って確かにイイよね〜。関西ってサントリーとキリンの地なので、サッポロはわりと迫害されてます。
道内の地ビール醸造所も、是非、
これぞ北海道地ビール
というのを、是非出して欲しいなあ。
そうそう、京都で桂の近所に住んでるときは、京都1497や工場限定のKarahanaのできたてを飲みに工場へ行ってました。サッポロビール園もそうだけど、工場見学を先にして(っていってもミニブリュワリーだからあっという間)一杯分おまけのビールを貰って、それからレストランへ、という飲み方。桂近辺だと、サントリーの山崎蒸留所もあるので、梯子できるよ(^。^)。一応、工場見学は予約が吉です。関西出張の折には、一度どうぞ。
投稿情報: いおり | 2005/08/23 10:53
あ、早速どうも。
食い物編は、別途、準備中です(笑)。
投稿情報: ttanabe | 2005/08/23 10:58
バンドルさんは北海道でしたか。
私は信州で地Beerでした~。
ビールはジョッキで飲むのと缶で飲むのとでは えらい違いますよね。
「食い物編」楽しみにしてまーす。
投稿情報: rei | 2005/08/26 11:39
食い物編も、アップ完了です。
http://blogs.yahoo.co.jp/pee03657/
投稿情報: ttanabe | 2005/08/26 16:15