高橋秀実氏の「からくり民主主義」を読了。
ステレオタイプなメディア報道の裏にあるものを丹念な取材で明らかにしている本。
世の中、白か黒かではない、ということがよくわかる。
同時に、ちゃんとした人が極めて少ないこともよくわかる。
というか、そういうのが人間であり、世の中なのである。
「これが問題である!」といった問題が完全に解決しちゃったら困る人がたくさんいる、ということが世の中にはゴマンとあるということを教えてくれる本ですね。
富士の樹海で「餓死しようと思って両手両足を縛ってアロンアルファで固めたんですけど、どうにも死ねない」といって這ってきた人の話とか、ま、笑える話も多数。
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