フレットレス・ベースである。
2年くらい使った5弦ベース(フレットがあるやつ)を下取りに出して、
4弦のフレットレス・ベース(Carvinという米国製品の中古)にした。
お茶の水の楽器屋で偶然見つけて、思ったより弾きやすいので使ってみることにした。
5弦の方も結構気に入っていたのだが、実際には5弦(Low B)はあまり使わないので手放してしまった。
ま、自宅にベースばかりあっても、という事情もある(アコースティック・ギターもある)。
指で指板に弦を押さえつけるときに、金属のフレットがないので音が丸い。
というか、しっかり押さえないと、いい音が出ない。
スラッピングをしても、ブンブン、パキパキの切れる音ではなくて、丸い独特な音になる。
当たり前だが、フレットがないのでスライドさせると、無段階で連続的に音が変わる。
これも当たり前だが、ポジションを正確に押さえないと、音痴になってしまう。
ネックの側面にポジションマークはあるものの、手癖もあるのでかなり慣れる必要がある。
さすがに、なかなか難しい、、、。
でも、うしろめたくはない(笑)。
この「うしろめたい」ってのは、木曜の日経夕刊の茂木健一郎氏のコラムで、
>少々後ろめたいくらいでないと人生は楽しくない。
という素晴らしいことばを見つけたので、最近使いまくっているのである。
もう一つ。
>世に言う「快楽主義者」に案外つまらない人が多いのは、
>その場合の「快楽」が紋切り型だからである。
あんな短いコラムで、ここまで本質を突いた言葉を2回も発するとはさすがなのである。
で、フレットレス・ベース。
高校生の頃、初めてベースを買ったときに、フレットレスにしようかと、
一瞬だけ思ったのだが、結局、普通のプレシジョン・タイプのベースにしたのだった。
このベースは、10年くらい前まで(かれこれ20年以上も)使っていたのだが、
これも神保町の楽器屋で下取りしてもらって、アコースティック・ギターの中古に化けたのだった。
というわけで、初めてのフレットレス・ベース、練習をするのである。
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