ベースマガジンの最新号の特集は、「Vintage Fender」。
1951年に誕生したPrecision Bassは、世界初のソリッド・エレクトリック・ベースなのだという。
Precisionは、正確な、という意味。
ま、プレベとか言いますね。
こんな形のベースです。 → フェンダーのサイトへ
高校生のとき(76年かな?)に初めて買ったのが、フェルナンデスのプレベ・モデル。
サンバーストのボディに黒いピックガード、ネックはメイプルのフレッテッド。
ちょっと古めな感じを出した、コピー製品でした。
92年くらいに売ってしまって、もう手元にはない(中古楽器店でアコースティックギターに化けた)。
で、なんで、Precision なんだろうとずっと疑問だった。
今回、ベースマガジンで、おおっ! と思ったのが、「フレットを打ったので訓練せずに正確な音で弾けるようになった」という一文。
なるほど〜。
それまで、ベースといえばフレットレスだったんですね。
初めて指板にフレットを打って、誰でも「正確な音程」で弾けるようにしたのがPrecision Bassだったわけですね。
いや、なるほど〜。
ロックやR&Bなんかの音楽への影響、すそ野の拡大への貢献は計り知れませんねえ、、、。
じゃ、なんで60年に出たのは、Jazz Bass なんですかね?
こっちは、ジャズベとか言いますね。
音色を広げて、ジャズにも対応できるようにした、ってことなんですかねえ、、、。
ジャズマスターってギターの形を踏襲、って話もあるようですが、ではなぜジャズマスターなのか?
フルアコ、セミアコばかりのジャズのヒトに弾いて欲しかったんでしょうか、、、。
謎は深まる、、、(笑)。
フェンダーのサイトによれば、プレベに対するリクエストを反映させて、ネックを細く、2ピックアップで音色を幅広く、ということらしいですね。
ジャズベは、ジャコ・パストリアスが使ってたわけですが、最初にプレベを買ったので、
なんとなく食わず嫌いな感じもあって、つい先日初めて弾く機会がありました。
個体差もあるんでしょうけど、ネックが細くてとても「楽なベース」でしたね。
その時、普段使ってたのが5弦でネックの太いベースだったんで、なおさらそう感じましたね。
今使ってる、CARVINというメーカーの4弦フレットレスも、形といい、ピックアップといい、
ジャズベの影響はかなり感じられますね。
プレベもジャズベも、素晴らしいバランスを持った「永遠の形」、だと思います。
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