ハイランドパーク30年。
いや、これには驚かされました。
今まで、30年モノはいくつか飲んでいますが、30年ゆえに失ったものをいろいろ感じさせられたのも事実です。
しかし今回は、「30年でなければ得られないもの」を感じさせられました。
例えば、グレンモーレンジの30年も美味かったけれど、オロロソ・シェリーの樽の存在とか、25年よりここが優れているとか、いろいろ分析的な味わい方になってしまいました。
今回のハイランドパーク30年は、ピーティとか樽の香りがとか何とかといった、細かいテイスティングの常套句を明らかに超えたレベルでのまとまり感が素晴らしいと思いました。
ハイランドパークの最高峰はこうである、という極めて分かりやすい重厚さとまろやかさが印象的でした。
それでいて、上質なコニャックに相通じるような感触も持っている。
確かにこの味はシングルカスクでは出ないだろうし、ここまで行くには30年かかるのかな、と思わされました。
安くはないけどいい経験でした。
さすがに、なかなか手に「入らんど」、と、、、。
下記、これまでの30年ものについて。どっちも美味かったけれど、、、。
ま、めったに飲めない酒なので、舞い上がってますけどね(笑)。
「30年、一昔」(http://weblogs.nikkeibp.jp/whisky/2005/03/30year.html)
「30年という歳月」(http://ttanabe.blogs.com/columns/2004/10/30.html)
コメント