飲食店の券売機が嫌いである。
出てきてみないと分からんけど、まず金を払え、ってのが商売の態度として間違ってると思います。
まず、ちゃんと商品を見てもらって、選んでもらって、必要があれば説明する。
で、食べた後で、いや、美味かった、ご馳走さん、とお金を払う、ってのが商売でしょ?
ま、ド安い店なんだから何言ってる、という話はあれど、「ウチは美味いんだよ」なんて態度のそこそこの値段のラーメン屋が券売機だとかなりがっかりする。
特にラーメンは、レンジが広くて、個性が出やすいし、価格設定もある程度余裕がありそうなので、券売機は興ざめである。
なんだかスープが3種類の麺が2種類。熱いのに冷たいの、さらにトッピングがいろいろ、なんて店で券売機だと、どこに何があるのかを把握するだけで大変だ。
なんとなく焦ってしまうから、初回に思い通りのメニューを券売機で正確に買うなんて、まず不可能だ(で、リピートかよ:苦笑)。
特に写真がないと、アウトである。
そのくせ、「こだわり味噌仕立て」とか、「コクと香りの炙り醤油」とか、ま、言葉の遊びが多すぎ。
漢字読めない人もいるんじゃ?(苦笑)
ま、何回も来て慣れろ、と言われているような気がして、腹が立ってくるわけですね。
例外は、「富士そば」のような店。
メニュー構成がシンプルだし、基本的に何がなんだか判然としていて、奇を衒ったような名前の品は少ない。
ま、ミニカレーセットにして、ちくわ天を後で付けたほうが良いのか、ちくわ天そばとミニカレーを別に注文したほうが良いのか、とか微妙な迷いはあるわけですけどね、、、(ま、10円くらい違うかな? 笑)。
ま、そういった点で、味うんぬんの前に「らんぷ亭」や「吉野家」は、店員が注文を聞いてお金を手渡しするってだけで評価出来ると思うんですね。
似たような店でも、「松屋」「Sガスト」などは券売機だ。
もう一つ例外は、インド人のカレーチェーンの「サムラート」。
カウンター中心の店は券売機(そうじゃないちょっと高級な店もある)。
ここは、すべてのメニューが写真つきで番号が振ってあり、番号のボタンを押して券を買う。
「日本語も英語も読めなくても飯が食える」のだ(笑)。
こんな券売機なら合理的でいいけどね。
で、求人広告に「国籍、言語を問わず」なんて書いてある。
あとね、延々迷ったり、あーでもないこーでもない、と話合ってるお二人とかには、もう何を食うかを決めて後ろで待ってる人の気持ちが分からんのね。
券売機じゃなきゃ、まず席についてからってなるから、そんな目に遭う不幸な客も居ないわけですね。
あ、そういう客のフィルタリングマシンなのか!?(笑)