ラーメン屋のBTO(Built To Order)化が進行中である(笑)。
BTOとは、パソコンのパーツや構成をユーザーが指定して、オーダーメードのパソコンを受注生産で製造すること。
DellのサイトでCPU選んで、ディスク選んで、OSとソフトをプリインストールにして、とか指定しますね。
アレです。
で、最近のラーメン屋である。
・味噌、塩、醤油、豚骨、辛味噌、担々麺、、、。(おいおい、スープ自慢じゃ?)
・スープ濃いめ、薄め、脂多め、少なめ、、、。(おいおい、味を決められない?)
・太麺、細麺、麺かため、麺やわらかめ、、、。(おいおい、太麺と細麺じゃ、スープとの相性がまるで違わない?)
で、この辺で麺だの脂だのについて、「フツーでぇ!」と指定してしまったりして、語彙の貧困さを露呈することに、、、(爆)。
フツーってなんだよ、フツーって、、、。
ま、でも仕方ない。最初は、どんな味なんだかわかんないんだから。
・ネギ、万能ネギ、白髪ネギ、辛味ネギ、、、。
・チャーシュー、厚切りチャーシュー、炙りチャーシュー、鶏チャーシュー、、、。
・卵、半熟卵、味付け卵、、、。
ま、10回も行った店なら、なんとなくの好みも出てくるというものだが、初めての店でこの手の注文を求めるってのは、どうかと思いますねえ。
店としての商品パッケージのポリシーはないのか、具だの麺だのの組み合わせがダメでまずくても、それは選んだ客が悪いのか、世の中に何を問うているのか、と思うわけですね。
ま、最大の問題は、自分なりの好みがわかるまでリピートしたくなるような店は極めて少ない、ってことですねえ(苦笑)。
パソコンのBTOより始末が悪い。まずは、基本を固めろよ、と思うわけです。
以前、券売機の話を批判的に書いたことがありますが、ここまでBTO化が進むと、注文を正確に通したり、正しい料金を計算したりということが難しい、という話もありますね。
とはいえ、味、注文ミス、計算ミスなどの全てのリスクを客に負わせていることに変わりはないわけですが、、、。
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