仕事でかかわっている会社が、iPodをトリプルブート化するソフトインストール・サービスを始めた。
リリースは下記。
↓
http://www.opensource.co.jp/item/242
オープンソースの音楽プレーヤソフトの「ROCKbox」とiPod用のLinux。オリジナルのiPodのソフトとあわせてトリプルブート(笑)。
それと、デジタルアウトに改造(ドックコネクタに使ってないピンがあるらしい)した「iPodが付属する」iPod専用DAC(デジタル・アナログ変換器)もあって、これは高価だけれど素晴らしい。
もちろん、ソフトをインストールしても、ハードを改造しても、オリジナルのiPodのソフトも普通に動作する(アップルのサポートは当然ない)。音楽ライブラリも、共通で使える。
というわけで、僕のiPod(一世代前の60G)にも、入れてみました。
Linuxは、ま、置いといて、ROCKboxのほうをいろいろチューニング中。明らかに普通にインストールしただけで、さほどチューニングしなくても、オリジナルのプレーヤの音質よりかなり改善します。
イコライザで細かく音質やステレオ感を設定できるし、画面のインタフェースもカッコいい。
イヤフォンをJBLのやつにして、かなり音が良くなったと思ったけれど、プレーヤソフトをROCKboxにして、さらに改善しました。
ROCKboxは、オープンソースなので、日々改善、改良が進んでいるのも素晴らしい。
例えば、ソフトイコライザーがCPUを食う(一世代前のモデルでイコライザをいろいろやると処理が追いつかなくて音飛びが発生したりすることがある)ので、イコライザー機能のアセンブラ化が開発コミュニティで盛り上がっている、とか。
イコライザーを含めた動作環境の設定をするためのconfigファイルの書き方なんかも、なかなか奥が深い。「このconfigのほうが音が良いパラメータが書いてある」みたいな感じでconfigファイルを差し替える感覚はMS-DOSの頃のようで面白い。
パソコンにつなぐとディスクに見えるので、普通にファイルを上書きするだけでOKだし。
パソコンやオーディオ、クルマなんかの世界で昔は当たり前だった「製品はいじくるための素材である」という感覚ですかね?
ま、でも、能書きはともかく、やっぱりイイ音ってのは嬉しいものだな。
コメント