カバンってのは、なかなか良いモノに巡り会わない。高けりゃ良いかって言うと、そういうことでもないような気がする。自分なりにカバンには条件を設定していて、手提げの場合は、持ち手とカバンの開口部分が構造的に独立している事が最重要ポイント。つまり、中身の入り具合や口が開いていても閉じていても、同じ使い勝手であって欲しいわけですね。フタの留め金に全重量がかかるような構造のカバンを持っている人を見ると、それだけでその人が信頼に足る人物ではないような感じさえする(笑)。
80年代にSEをしていたころには、ラインプリンタから出るA3サイズくらいのリストを折らずに収納できるカバンを使っていた。当時は、ノートPCはなかったし、LPレコードがちょうど良く収まったりするのも大事だったんで、時代によって使いやすいカバンの形ってのは変ってくるもんだと感じる。
最近は、ずいぶん使い込んだ冒頭の条件を満たした革のカバンと、ユニクロの真っ黒な安いバックパックを使っていた。革のほうは、内張りがボロボロになってきたので張り替えようと思ったら、カバンが買えるくらいの金がかかるらしいので、そろそろ引退という状況。
バックパックのほうは、
・自転車通勤のため汗を吸うので、身体に触れる部分はもれなく塩を吹いている(笑)
・黒だから吹いた塩が目立つ(ま、たまに洗濯機で丸洗いするのだが)
・ついにショルダーの部分が破れて、中のスポンジみたいなのがはみ出してきた
ショルダーハーネス以外はほとんど傷んでいないのだけれど、たかだか2000円くらいだったんだから買い替えろよ、ということで新しいバックパックを検討していた。
条件としては、自転車通勤に使いやすくて、仕事のミーティングに持っていってもあまり変ではないこと。パソコンも書類もA4が入ればOKなので、あまり大きなものである必要はない。あとは、細かい収納(結局、あまり使わない)なんかがゴテゴテとついていないシンプルなものが良い。
で、恵比寿西口のアウトドアショップのモンベルがリニューアルしたので入ってみたら適当なバックパックがあった。ちょっとショルダーのところが薄いけど、カッチリとボクシーでポケットがゴテゴテしてなくてシンプルなのが気に入った(下記ページのグレーのほう)。
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1123515
事務所に戻って、能書きを読んだら、車椅子の背にかけて使うためのバックパックなのだという。ショルダーハーネスが薄くて背中でゴロゴロしない、サイドのストラップで背から手前に持ってきやすいなど、ちょっとした造りの工夫が車椅子の人に便利で楽である、ということは言われてみればそうなのであるが、「車椅子用のバックパックです」とわざわざ言わなくても良いのではないか、とも思ったのだった。
今回は、能書き等は一切読まずに、いくつかの現物を見て、モノ(機能とデザイン)と価格(6500円)だけで判断して買ったわけですが、もし、ネットで事前にいろいろ調べていたら、車椅子用ということで、選択対象から外れた可能性もあるわけで・・・。
知人で「仕事に使えるバックパックがなかなかなくて、いくつ買ったか分からん」という人が居るんだけれど、今度会ったときに見せて、意見を聞いてみよう。
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