19日(日)は、みなとみらいの赤レンガ倉庫で「蔵元サミット2009」。
飲んだ酒は忘れないようにすべてラベルを撮影したけれど、美味い酒多数でどれがどうよってのは全く覚えていない(苦笑)。
どの蔵元も高いレベルで「これはダメだなぁ」ってのがない半面、全体的にレベルが高くなる段階でそぎ落としたものもあるようで、それだけに味の方向性がどの酒もかなり揃ってきている印象ですね。地域とか蔵による個性のレンジが狭まっているような印象を受けました。
確かに、酒(純米酒)というのは、水と米だけで作るわけで、その違いは微妙なものになるのだろうということは想像がつきます。また、一時期のように奇を衒ったような香りの酵母なんかも使わなくなっているようでした。
この辺は、これだけの数を一時に飲んでみないと見えないことかもしれませんね。ま、品評会ではないわけで、派手な個性を出す必要もないということはあるのだと思います。
写真は会場風景も合わせて50枚以上(デジカメは便利だね。銀塩なら酔った状態でフィルム交換だ)になっていたが、手振れ防止機能付きにもかかわらず、ブレまくっていたりで、、、(Flickrにアップしておきました)。
でも実は、一番印象的だったのは、酔鯨(写真)がサービスしていた「カツオの胃袋の酒盗」。
なんか普通より色が白っぽいと思って聞いてみたら、節にするカツオの胃袋だけを塩漬けにして、それを1年寝かせたもので作った酒盗なんだそうで、これが上品でまことに酒に合う。ワタやキモが入った普通の酒盗は、ちょっと生臭いとかクセがあったりして、マグロの酒盗にちょっと負けるかな、って感じなんだけれど、胃袋の酒盗は相当なものでありました。
どうやら、こういうものらしいですね。
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この酒盗を小さなカップに入れてもらって、小指と薬指の間にはさんで、ほかの蔵の酒を飲むときにもちょっとつまんでいたら、これはなかなか良い具合。
それにしてもすごい人。まさに老若男女。日本酒ってのは、若い人にも人気なんですね。
12時半から15時だったんだけれど、14時半くらいにはだいたい飲み終わった感じで、酒を飲んだときの習性でラーメンが食いたくなって(しかも、まだ明るいので堂々と食べられる:笑)、皐月賞の発走も近づいたので桜木町WINS方面へ移動(競馬は当然負け)。夕方には、自宅近くの川の土手で風に当たっていた。久しぶりに何も考えない休日でありました。
Great work.
投稿情報: Latanya | 2009/04/23 05:03