町田方面に引っ越して約2カ月。ようやく行けました、町田駅近くの柿島屋。馬肉料理で有名な町田の地元のお店ですね。
その昔、八王子から横浜まで、物資(生糸かな?)を運ぶのに馬車を使っていたんだけれど、途中で馬が弱ってダメになったので潰して食ったら美味かった、ってのが発祥らしいですね(笑)。
例によって老舗の早じまい(22時閉店)なので、大手町20:33のメトロホームウエイに乗って21時半前に到着。既に、ラストオーダーであるが、滑り込みセーフ。
とりあえず、ゆっくり鍋って程の時間はないので、馬刺とたてがみと肉皿(煮込みですね)を注文。ビールはお代わりするのが面倒くさいので、大ジョッキ。
写真の馬刺(800円)は赤身で肉の味が楽しめる。霜降りより好きですね。そもそもこの状態で皿ごと冷蔵庫に作ってあったみたいで、冷たい皿であっという間に出てきた。たてがみ(450円)も同様でまだ凍っている。
煮込みは450円かな? まさに「量も味のうち」(笑)。
いずれもリーズナブルというか、スタンダードなものが安くていい感じですね。
で、何が良いって、ビールより先にすべての注文が出てくるのが良い(笑)。
ビールだって遅い訳ではなくて、大ジョッキの泡を整えつつ注いでいるうちに料理に先を越されちまった、ってくらいな感じ(笑)。
(常々思っているのだが、繁盛店のボトルネックは生ビールだと思う。注ぐのに時間がかかるし、ここ一番でタンク交換とか)
そもそも、注文を受けてから肉を切って盛りつけることなどはあまり期待していない訳で、この手の庶民的なお店では、待たせずに料理が出てくるってことに価値がある。お通しとビールは出てきたが、注文したものが遅いので、飲んじまって結局ビールもう一杯、なんてことになる場合がけっこう多いものだ。ま、1杯余計に飲ませる作戦かもしれんけれど、、、。
(いつも言ってるんだけれど、某カレーチェーンなどで注文聞いてからいちいち揚げ物を揚げたり、小鍋でカレーを整え始めるのは、オーバースペックというかなんというか、ピントが外れたオペレーションだと思う)
当初考えていたイメージよりもかなり庶民的なお店で、気合い入れてお金をおろして馬を食いに行く、って感じの店ではないのでとても良かった。店の造りが下町っぽいし、お店の人もベテランが多くていい感じ。庶民的なお店でオペレーションがよい、ってのは最高ですね。
今度は早い時間に行って、燗酒でゆっくり鍋を食いたいものです。ま、馬にはいろいろと「貸し」があるので、、、(ま、競馬好きの中には、食わないことにしている、って人も居るけれど:笑)。