「コーヒーは自分で淹れるのが一番美味い」ってのは、日々感じているのですが、実は、皆さんそう思っていらっしゃるみたいですね(笑)。
自家焙煎で美味い豆を売っているお店はたくさんあるけれど、例外なく、
「そのお店で飲むよりも、同じ豆を買って帰って自分で淹れたほうがかなり美味い」
って感じなんですよね(笑)。
最近、引っ越した町田に昔からの喫茶店があって、そこの豆が苦いのにクリアでとても美味しい。 しかも、1杯450円で飲ませてくれる。スタバやタリーズのような濁った苦さではなくてクリアな苦さで、お店で飲んでホントに美味しいと思ったので豆を買ってきた。
でも、これを自分で淹れて飲むと、やっぱり店で飲むより美味い(笑)。淹れてくれるご主人は相当のベテランだし丁寧な仕事ぶりなんだけれど、たぶんゴールが違うのだと思われる。
ウイスキーの水割りみたいなもので、自分で作るのが一番好みに合っている、ということなのでしょう。
それにしても、美味いコーヒー豆が手に入る、ってのは、その街の大事な条件だなぁ、と思います。綱島には、クルマでちょっと行ったところにいい焙煎屋があった。そこは豆専門で、焙煎を待ってる間にコーヒーを出してくれるんだけれど、そこもやっぱり自分で淹れたくなるようなコーヒーだった(笑)。
生まれ育った札幌には、昔から「可否茶館」という喫茶店があって、高校生くらいからずいぶん勉強させてもらった(カウンターから淹れるところを見ていただけ)んだけれど、ここも高校生のうちに既に店で飲むより豆を買ってきて自分で淹れるほうが美味いという状態になった。
いまでも、札幌に行くと必ず寄って1杯飲むけれど、変わらぬクオリティで素晴らしい(南のほうから円山公園に向かう途中の墓の下にある1軒家のお店と、オーロラタウンの東のはずれのビルの地下にあるカウンターだけのお店)。
で、当時、奮発して買ったフィリップスのコーヒーミルは、いまだに使っている。
30年まったくトラブルなし、というすごいモーターだ。
数年前に壊れたブラウンの髭剃りといい、このミルといい、昔のドイツ製品はすごい耐久力だと思う。
適量の豆を自分で挽くってのも、美味いコーヒーのためには大事なことだと思われます。
などという話を書いていたら、別のところで友人が、
・差し水をしたくらいの温度で
・豆はたっぷり
・豆全体にお湯をかけずに真ん中にお湯を注ぎ豆で土手を作るようにする
などというティップスを披露していました。
皆さん、いろいろ自分の味、流儀を持っていらして面白いですね。
僕は、ペーパーフィルターなんですが、ドリップの前に必ず熱湯で一回ペーパーを洗い流すようにしています。
そうしないと、なんか紙くさいのが気になるんですね。カップなんかもそのお湯で暖まるので一石二鳥です(笑)。
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