まえに感想を書いた「100年予測」 には、21世紀半ばに日本が宇宙開発で大躍進して、アメリカを脅かす、なんて記述があるんだけれども、こないだの「はやぶさ帰還」のニュース(まとめサイト多数。「これ」とか「こっち」とか)なんかを見ると、アメリカ人がそういう感覚を持つのも不思議はないのかも、なんて思ってしまうね。
ま、しかし、留学はおろか、海外旅行さえしたくない、なんて日本人も増えているようだから、宇宙に出て行こうなんて人がどれほどいるのか、ってのはかなり疑問なところもあって、アメリカ人の血気盛んな人たちは日本人を買いかぶっているのではないか、なんて感じもあるなぁ、、、。
で、夏になると七夕とか山に行って天の川が見えるとか、夜空がちょっと身近になるんだけれど、実際、宇宙ってのは見ているとホントに飽きないというか興味が尽きない存在で、写真を見るのも相当たのしいし宇宙論なんてのも話が少し見えてくるとかなり面白い。
例えば、NASAの「Astronomy Picture of the Day」なんてサイトはもう10年以上もこういう写真を毎日アップしているんだけれど、まったく飽きることがないね。特に、ハッブル宇宙望遠鏡が大気圏外で撮った写真が普通に見られるようになってからは、それまで見たこともなかったような宇宙の姿が普通に見られるようになってて、子供の頃に「天文ガイド」(雑誌不況の昨今なのに、健在で何より。毎月買っていた)なんかで見ていた写真に比べると隔世の感だよね。
中学生くらいの頃に講談社の「ブルーバックス」で宇宙論を夜中に一人で読んでは、「怖いような気が遠くなるようななんともいえない薄ら寒い感覚」を味わっていたのも懐かしい話だ。当時のブルーバックス、まだどっかにあるはずだなぁ、、、。70年代に正しいのではないかと言われていた理論には、既に間違いであることがはっきりしている話も多々なので、そんなことを確認しながら読み直してみるのも、それはそれでたのしいかもしれないね。
当時は、理論物理学についてよく知っていたわけでもないので、なんだか強引に「そういうもんか!?」などと思いながらブラックホールの話だのビッグバンの話だのを読んでいったんだけれど、これが下手な読み物よりもはるかに面白くて、まさに「モノを知る喜び」という感じだったんだな、、、。最近では、なかなかこの感覚は味わえなくなってしまっていて、まさに十代の特権ではないか、などと思ってしまうね。
当時、ホーキングは、 まだ有名ではなかったかな? |
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