札幌のコーヒー好きなら、たいていの人は「可否茶館」のコーヒーを飲んだことがあると思う。
地下街の「オーロラタウン」の東端のビルの地下にあるカウンターだけの店は、僕が札幌にいた当時(1984年まで)、本当によく行っていた。目の前で淹れてくれるのを見ては、ペーパードリップの基本を勉強させてもらった(ま、ただ見ているだけなんだけれど、そのうち自分で淹れるほうが美味くなったな:笑)。
いまでも、札幌に行く度に円山の墓地の下あたりにある一軒家の店に行くのだけれど、最近は客席も縮小でなんだか調子が出ないみたいだ。そのとき見つけたのが、このパックのドリップコーヒー。マンデリン中心のブレンドが1杯分50円なんだけど、豆が12グラムも(安いと思ったら、豆8グラムなんてのがあるからね)入っていて、この手のコーヒーの中ではかなり美味いと思う。
懐かしさも手伝って20パック入りのを買って帰ってきたのだけれど、ネット通販でも買えるのでかなりありがたい。事務所でミルだのフィルターだのを用意するのは面倒なので、最近はもっぱらこれ。
ま、自宅だと、35年くらい使っているフィリップスのミルとか、ペーパーフィルターだのが一式揃ってるので、豆を買ってきて自分で挽いてペーパーで淹れるんだけれど。
豆は、町田の「珈琲舎ロッセ」(昭和45年開店の町田で最初のコーヒー専門店だそうだ)の焙煎豆を買ってある。綱島(「きまめや ビーンズ」という焙煎屋さんの豆を買っていた)から町田に引っ越して、ここを見つけたときは嬉しかったね。
ロッセのコーヒーは、お店でご主人が淹れてくれたのを飲むのもかなり美味いけれど、豆が抜群に美味いので自宅で自分で淹れて飲むことにしている。自分で淹れると、自分好みにできるのでますます美味い(ま、1回や2回の試行はあるものだ)。しかも、それほど高くないので、もう他の店の豆はまったく買う気にならなくなってしまった。成城石井とかカルディとかの豆も、一時は良く買っていたし、悪くはないんだけれど、、、。
それにしても、どこに引っ越しても、それなりに美味いコーヒー豆にありつけるんだから、日本ってのは大したもんだよね。ありえない東洋の島国だと思う(笑)。
ま、でも、渋谷のオフィスに来ると、事情は一変してしまって、スターバックス、ドトール、ファーストキッチン、プロント、エクセルシオール、スバーロと選択肢だけは豊富なんだけれど、どこも決め手に欠けるんだよね(笑)。スバーロ(すっきり系アメリカンですが)が良心的かなぁ、、、。
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