■太陽活動停滞で0.7度寒く 13年以降にミニ氷河期?(asahi.com)
太陽活動が停滞すると、北半球の平均気温が0.7度ほど下がることが東京大などの研究からわかった。地球に降り注ぐ宇宙線を遮る太陽の磁場活動が弱まるためだという。日本では梅雨の湿度が1~2割高まり、降水量が増えることもわかった。宇宙線の変化による地球の気候への影響が初めて確かめられた。今週の米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。
太陽活動は2013年をピークに数十年の停滞期を迎えることが予想されており、地球がミニ氷河期に入る可能性もあるという。
ま、この手の話は、完璧には解明できてないってのもあって、いろんなのが出てくるんだけれど、少なくとも、太陽黒点が増えるときは太陽の活動が活発というのが定説、2008年の後半くらいから太陽黒点がまったくない時期が続いていた、ってことからすると、すでに停滞期に入ってるのではないか、と思ってしまいますね。
黒点の数は11年周期と言われているし、太陽からの地球に降り注ぐエネルギーである「太陽定数」ってのも、10年周期くらいでプラスマイナス0.1%くらいの変動を繰り返していて、これを重ねてみた図を見るとかなりの相関がありますね。この周期を見る限り、これから停滞していくのはなんとなくそんな感じです。
物事を証券化してレバレッジが効くようにしよう、という意図がありありな二酸化炭素による温暖化シナリオなんかに比べると、太陽の活動で左右されるほうがはるかにはっきりしていて良いと思いますね。とはいうものの、太陽磁場が弱くなって、降り注ぐ宇宙線が増えて、その影響で地球では大気中に雲ができやすくなり、日照時間が短くなるので寒くなる、というのは、なかなか感覚的には分りにくいですね(笑)。
いずれにしても、今年の夏みたいな猛暑は勘弁なので、なんとなく楽しみな感じもなくはない(笑)。
コメント