10年以上使っている銀塩カメラ、ペンタックスのMZ-3がついに壊れました。
フィルムを詰めて、オートローディング、1枚目のシャッターを切った途端、絞りが開放に戻らず巻き上げモーターが断続的に動いたままに。
その状態でいつまでも唸っているので電源を落として、1枚目だけなら仕方ない、とボディを開けたらすでに36枚撮りのフィルムはほぼ全部のコマまで引き出されておりました。
これ、使いやすい良いカメラでしたねぇ。ホントに良く使いました。
ネガが何百本も納戸に入っているけれど、7割方はこのカメラで撮ったものですね。
そんなに高いカメラではないけれど、機能・性能は必要にして十分。オートフォーカスの精度が85mmF1.4あたりの厳しいレンズにはちょっと足りなかったけれど、こういう中堅ジャンルのカメラを作らせたら、かつてのペンタックスは上手かったですね。
しかし困ったな。43mmF1.9なんて傑作レンズ(これは銘玉と思います)もあるし、24mmF2も相当気に入っているのだけれど、つけるボディがなくなってしまった。このほかに85mmと75-300mmの望遠ズームもある。
ペンタックスの最近のデジタル一眼にする手もあるけれど、撮像素子のサイズの関係で24mmは36mm相当、43mmは65mm相当になってしまうので、なんだか感覚が違ってしまいます。
修理するよりは銀塩の中古ボディを買ったほうが安そうな感じだなぁ、、、。
写真は、最近のペンタックスのコンパクトデジカメと並んだ図。
ペンタックスは初めて買った一眼レフがKXで、ずっとファンなんですよ。一時、ニコンにしたこともあるんですが、結局、戻ってきました。ニコンとキヤノンの35mmカメラはプロ用だけれど、ペンタックスの35mmは最高峰でもコンシューマ用(上には645とか67があるし)というポジションなのも好ましかったんですね。あと、30mmとか150mmとか、中途半端な焦点距離の交換レンズが醍醐味だった(笑)。