今年もあと3週間。早いもんですねぇ、、、。
3月に必要に迫られてコンパクトデジカメを買ったんだけれど、それを皮切りにここ数年に比べて、もろもろ壊れるタイミング、そろそろダマシが効かなくなる頃、ってこともあってなんだかんだと結構買い物をした1年でありました。
1)クルマを買った
これはなかなか大きな出来事でしたね。これまで乗っていた「ALFA75 Twinspark」は、FR、直列4気筒、4ドアセダン、マニュアルミッションという、自分にとって理想的なクルマ(というかこの手のクルマしか知らない)だったんだけれど、21年経過して9月末に車検でありました。車検を通すつもりだったんですが、いつもなんとなくガソリン臭いとか、パーツがなくなってきたとかをダマシて乗っていたところに持ってきて、エコカー補助金打ち切りというのに釣られて買い換えてしまったのでした(といってもリース契約なので正確には買ってはいないのですが)。
1989年に新車で買ったときには、21年乗ってALFA創業100周年を祝おう、なんて思っていたのですが、ま、その通りになったと言えばなった。しかし、21年乗ったイタリア車が補助金25万円に化けるとは、まったく想定していませんでした。
新しいクルマは、4ドアセダンのマニュアルミッションということで探したのですが、この条件だと適当な価格の新車(中古車だと補助金が出ない:笑)はないんですね。唯一、スバルの「インプレッサ アネシス」の1.5リッターモデルだけでした(レガシーの上位モデルとかインプレッサのWRXとか300万円超の300馬力なんてのには6速マニュアルもあるんですが、、、:笑)。FRだとBMWの320iくらいしかなくて、結局、直4のFRは諦めて、FFの水平対抗4気筒にしたわけです。
それでも、1.5リッターの同車種の最廉価に近いシンプルなモデル(リヤブレーキなんてドラム式だからね)なんですが、クルマの基本的な部分での進歩に驚きましたね。シャーシとか嬉しい驚きでした。シンプルとは言っても、21年前のアルファに比べれば、いわゆる「フル装備」ですね。
2)エアコンを買った
自宅兼事務所にしているマンション、仕事部屋にはエアコンがありますが居間にはエアコンがなかったので(今年の夏は暑くて居間には居られなかった:苦笑)、内部クリーニングなど余計な機能が付いていないダイキンのシンプルなのを買いました。これもクルマ同様にエコポイントが半分になるのを前に釣られたのですが、まだ、大して寒くないのでほとんど使っていないですね。
3)Core i5、Win7 64bitのパソコンを買った
デルのシンプルなノートパソコン。VAIOのように変なものが付いてたりインストールされたりしていない。ま、でも、メインマシンとしてはディスプレイの解像度が足りない。4年半前のVAIOと同じ1366×768でどうするよ、と思います(ま、これは、Appleも同じだが、、、)。でも、3年くらい前のモデルとACアダプタが共通ってのは嬉しい発見でありました。
4)コンデジを買った
冒頭に書いたコンパクトデジタル。ちょっと仕事上の必要に迫られて、下調べもせずにビックカメラに買いに行って、ペンタックスのシンプルな「H90」のオレンジのやつにその場で決めてしまった。仕事上の必要には十分だったが、携帯と銀塩の間で中途半端な感じで、その後ほとんど使っていないのが実態。最近のコンデジは形が違うだけで中身はほとんど変わらないということが分りました。やっぱり、ちゃんとした光学ファインダーがないのはいまひとつですね。
5)携帯を機種変更
2006年春から使っていたSO902iのカメラのオートフォーカスがダメになってしまって、ついに機種変更。おサイフ機能とカメラの画質だけで選んで、インカメラのないシンプルで安い「F-08B」にしました。FOMAになってからテレビ電話って1回しか使っていないので(苦笑)。カメラは510万画素だけど画質は十分。以前、画像処理エンジンがダメって経験をしたSHとNは避けた結果の選択で正解でした。これがあるからコンデジのH90は使わないんだな。
6)デジタル一眼を買った
15年くらい愛用していた銀塩カメラのペンタックスMZ-3が壊れてレンズの母艦がなくなってしまったので、仕方なくペンタックスの一番安いシンプルなモデル「K-x」を買った。レンズキットしかなくてボディのみでは売ってないという以前なら絶対買わなかった方向性のモノなのであるが、なんとなく何の問題もなく必要にして十分な感じで使っているのでありました。
ま、買い物が買い物を呼んで21mmのデジタル専用レンズを中古屋で見つけて買ったり、銀塩ボディとしてペンタックスがHOYAに買収される前の苦しい(と思われる)時期の廉価なモデル「MZ-7」(レンズつきで5000円!)などというものも買ったりですが、ま、43mmは43mmで1.5倍せずに使いたいわけですね。
7)ビアンキのシングルスピードを買った
5月に注文して8月に納車、とクルマより待たせるのが自転車。ま、住居不定なので、立ち回り先に自転車1台ないと、ということで人生初のドロップハンドルを。これ以上省略できないくらいシンプルな自転車。ボトルケージの穴もついてない。シングルスピートではありますが、ちゃんと前後のブレーキはついています。
こうしてみると、1)と2)は補助金がトリガーのお上にそそのかされた買い物。4)、5)、6)は、壊れたり劣化したりでの買い替え。デジタル系は製品寿命が短いことがよくわかる。ま、6)は15年くらい使ったカメラの更新だけれど、ライカなんて100年使えるからそれに比べれば、ですね(笑)。
7)は、ビアンキだけどかなりの安物。クイックリリース・ハブさえついてなくてカメラくらいの価格(笑)。自転車は2台になったけれど、ドロップハンドルはシングルで、10年前から乗っているストレート+バーエンドのクロスバイクは27段変速という、ちょっと変な組み合わせに。実際のところ、川原のサイクリングロードを走るのが多いってのもあって変速があってもあまり使わないし、シングルってのは坂道になってもそのまま行くしかないので、気分的にも非常にシンプルに乗れるのがなかなかの発見でありました。
結果的に今年の買い物は、どれも余計なものがついてないシンプルなものってのが共通項なのでした。日本の家電的な、あるいは携帯の最上位機種のような過剰な感じのする装備満載は要らん、廉価版でも必要な機能があれば不安はない、どうせダメなら買い替えだ、というような感覚ですね。
それと、本当に欲しくて買ったものなんてない、ってのもポイント。欲しいモデルが手に入らない最右翼は自転車(価格もそうだけれど、サイズとか色とか生産台数とか、もろもろ欲しいと思ったものは既にない)だし、いまや欲しいモデルがなくなってしまったのがクルマ(FRのセダンでマニュアルとかほとんど絶滅してます)やカメラ。パソコンだの携帯だの、あるいはデジカメといったデジタル系は必要に迫られて仕方なく選ぶ。
そんな結果がシンプルな買い物につながっているのかもしれないですね。ま、最低限必要な機能があれば十分とか、その最低限がなんとなく見えるようになってきて不要そうな機能を安心して切れるようになったとか、つまらんことに余計な金は使いたくないとか、見栄を張らなくなったとか、理由はいろいろなんだろうけれど、結果としてシンプルでぜんぜん困らないんですね。
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