Twitterに内田樹さんの言葉だけを紹介しているBOTがあって、なかなかに味わい深いのだけれど、こんなのが目に付いた。
「
辺境民は辺境民であることを否定しようとするわずかによけいなみぶりによって、おのれが辺境民であることを露呈する。
辺境民は無反省的に辺境的であることによって辺境的であり、辺境的でなくなろうとじたばたすることによって辺境的である。
」
いやー、僕は札幌育ちなので、北海道民ということに変に自覚的だったり無自覚だったりするんだけれど、この内田氏の言葉にある「辺境民」を辺境たる日本の中でもさらに辺境であるところの「北海道民」に置き換えてみると、素晴らしいハマりようなのであった。唯一、「みぶり」を「ことば」に変更したんだけれどね。
「
北海道民は北海道民であることを否定しようとするわずかによけいなことばによって、おのれが北海道民であることを露呈する。
北海道民は無反省的に北海道的であることによって北海道的であり、北海道的でなくなろうとじたばたすることによって北海道的である。
」
んー、最高だ(爆)。実は、「こいつ、北海道だな」ってすぐ分かるのが言葉。一般には方言がキツくない、標準語に近いなどと言われているけど、ネイティブ(笑)にはすぐ分かる特徴的なイントネーションがある。多くの場合、本人は気づいておらず、自信満々に標準語のつもり、北海道仕様を隠し切っているつもりなのであるが、それだけになかなか辺境的なのであるな。
ま、佐藤水産、イカ刺し、ジンギスカン、シシャモなどに微妙な反応をしたりしてバレる、ってことも多いのではあるが、、、。
コメント