ツイッターとかmixiとか、いろんなところに書いた話だけれど、Gmailって言ってしまえば「所詮はフリーメール」なので、日本でのGoogleのブランド力はかなり高いし、Googleを使うことがカッコ良い的な傾向もなくはないと思うんだけれど、実はあまりカッコ良くないと思うんですよね。特に仕事のメールでGmailが中心ってのは、個人的にはかなりダメな感じがしますね。
例えば、ネットに精通している部類の知人のGmailのメールアドレスから「shtyle.fm」に写真を登録したから見ろ、ってのが来たわけなんですが、こういうのって、Gmailに限らないんだけれど、フリーのメールを使ってると、気をつけててもやっちまうことがある、ってことだと思うんですよ。
アドレス帳がshtyle.fmみたいなスパム系迷惑サービスの完璧なターゲットになっているみたいだし、Gmailの場合はさらに、前から何回も書いているけれど、メールアドレスのアカウント部分のドットを省略して前後をつないでしまう( [email protected] と [email protected] は同じと認識される)ので、間違いメールの元凶なんだよね。「うわぁ! これまずいよね」って間違いメールを何度も受けてるし、見知らぬGoogle Groupsへの「誤」招待も何度かあって、あるときなんか売り上げ日報がしばらく毎日送られてきてたなんて話もあったくらいで、、、(苦笑)。
ま、Gmailの場合は、スパムフィルタリングの性能とGoogleのブランド力で、なんとなく安心しがちなんだけれど、特に後者のブランド力ってのは、要するに「Googleだとなんとなくカッコイイのでは?」ってことでもあって、それってあまり根拠ないよね。ま、ブランド力ってのはそういう面はあるんだけれど、、、。むしろ、なんとなく本文の内容にマッチした広告が出たりすることのほうを気にしたほうが良いと思うんだよね。
ウイルスなんかもそうだけれど、迷惑系とか悪意系のものは、ユーザーがたくさんいるサービスやプラットフォームが最大のターゲットになるので、そのサービスの人気があればあるほどターゲットになりやすいと言えるんだよね。そういう意味でPCでは主たるターゲットはWindowsなわけだけど、われわれがもうWindowsとは手を切れないように、Gmailからも離れられないのであるならば、Windowsのセキュリティ対策みたいなことが必要になったりするかもしれなくて(というかもろもろ意識せざるを得なくなっている)、なんかアレだよな、と。
Gmailの用途としては、とりあえず、Webサービス登録時に使う捨てアドレス、ってのと、スパムフィルタを利用するためにGmailに一回転送してからメールを受ける、というような感じで、普段のやりとりでは表に出さず、メインのメールアドレスにはしないのがビジネス用途では必要な配慮ではないかなぁ、、、。
そもそも、プライベート、かかわってるA社、もうひとつB社、さらに自分の会社など、全部が同じGmailで済ませるってのは、中を読んでから判断しろ的な横暴さもあると思うんだよね。ラベルを変えるとかfromなどを書き換えられるとか、ま、いろんな手もあることはあるんだけどね。
プライベートなアドレスには、GmailはISPに依存しないってことで悪くはないとは思うけど、それでも、「gmail.com」って誰もが知っているドメインなので、悪意を持って無差別にアドレスを探すのがオリジナルのドメインなどに比べると格段に容易である、ってことは言えると思うんだよね。
で、やっぱり、ビジネスの場合は、ちゃんとドメインを使い分けましょう、ですね。特に最近は、ドメインも安くなっててたいした金額ではないのだから、ということもあるなぁ、、、。いや、もちろん、僕もWebでの公開アドレス(スパムが来てもフィルタしやすいから)とかでGmailを便利に使ってはいるんですがね、、、(笑)。
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