A day in the life

仕事場の分散が奏功

ま、被災地に比べれば、ということはあるので、あまりガタガタ言わないんですが、やっぱり首都圏の電気系統の脆さってのは痛感しますねぇ、、、。

原発がどうなるかは、ま、それとして、いずれにせよ当面は電気が足りないことが確定なので、首都圏の電車はしばらくこの調子でしょう。100％通常運行って路線もなくはないですが、全体で7-8割、路線によっては5割以下、って感じですかねぇ。

また、東京23区の都心の方はあまり関係ないんですが、横浜、川崎や周辺地域は計画停電でけっこう面倒なことになってます。下記、今週の第３グループ（自宅兼仕事場の綱島も入ってる）の停電予定（休日は中止になることも多い）。

22日　15:20-19:00
23日　12:20-16:00
24日　9:20-13:00 ＆ 16:50-20:30
25日　6:20-10:00 ＆ 13:50-18:00
26日　18:20-22:00
27日　15:20-19:00

朝から停電で、帰っても停電、ってのはなかなか勘弁してほしいですよね。
いまからこの調子なので、暑くなったらどうなるんでしょうね？　暖房は不要な私ですが、冷房は欲しいなぁ、、、（笑）

とりあえず、主な立回り先が３カ所あるので、停電しないところに行っては仕事するようにしています。
渋谷のレンタルオフィスは、23区ってことでまず停電しないでしょう。日中はなるべくそこですね。
町田の自宅は、近所に町田市の地区センターがあるせいか、ほとんど停電しないみたいですね。夜中に帰るのでよく分からんのですが。
ということで、先に書いたように、計画停電の対象になりまくりの綱島の自宅兼仕事場は、渋谷と町田の合間にちょっと寄るくらいになっちまいますね。一番落ち着いて仕事ができるところなのですが、、、。

ま、普段は何カ所も移動するのは面倒だし交通費もバカにならないんだけど、どこでも仕事ができるように分散しといたのが功を奏しているって側面は間違いなくありますね。
いずれにも、パソコンはWinとMac（ま、古いのもあるけど）が１台ずつあって、さらに持ち歩きにWinのノートを１台。どこでもほぼ同じ作業環境なのは大事です。

急にこうなった訳ではなくて、引っ越しの都合なんかに合わせて1年以上かけてだんだん整備したのですが、おかげで慌てずに済みました。やはり、１カ所に集中してそれに依存する、ってのは危険ですね。
というわけで、今回、本業に関しては、あまり困っていないですね。都心のオフィスに9時に来い、って感じの仕事でもないんで。あと、ほとんど外食なので、食事には困らないってのも大きいかな。

野球の練習をしている夢を見た

なぜだか分からないが、硬式野球の練習をしている夢を見た。試合前にやるようなシートノックとボール回しを延々繰り返していた。

ポジションはショート。サード寄りのゴロを回り込み気味に捕って、セカンドベースにめがけて投げ、セカンドがそのボールを捕ってベースを踏みファーストに転送し、ゲッツーの完成。次は、セカンドベース寄りのゴロを捕ってセカンドにトス。さらに、セカンドゴロのときはセカンドベースに向かって走り、セカンドからの送球を捕ってファーストへ転送。三遊間の深いところでゴロを逆シングルで捕り、右足を踏ん張ってファーストに遠投、などなど。

土や小石を跳ね飛ばして転がってくる硬球の重み、グラブで受けたときの手のひらの痛み、送球後の肩や肘の感覚などが妙にリアルだった。ノッカーがまた上手い。見事なコントロールで楽には捕れないところに転がしてくる。

中学、高校（1年の夏まで：笑）と野球部だった。あとは、三十過ぎてから15年くらい草野球をやっていた。中学のときはショートだったので、今でもショートから見るホームベース方向が一番落ち着く野球の景色なんだが、さすがに四十過ぎた頃から、ショートの運動量がキツくなってきて、サードを経てファーストに回った。ファーストからの景色は完全に逆で動きも逆なんだけれど、草野球の内野からの送球ってのは荒れ放題なので、ファーストの存在意義ってのはそれなりにあるってのが分かった。ゲッツーだってファーストが身体を伸ばして捕って完成だからね。

球春、ですなぁ、、、。

 

渋谷から綱島まで歩いてみた

3/11（金曜）の地震の後、電車がまったく動かず、道路はクルマで埋め尽くされていたので、渋谷から東横線・綱島の自宅兼仕事場まで歩いて帰ることにした。距離的には20キロ弱かな。結局、約4時間で到着した。

たまにジョギング（10キロ1時間切れないペースだが）をしたりで、走って20キロだと2時間ちょい、歩く速度だと倍くらいかな、と思って歩き出したが、ま、大体そんな感じだった。距離がわかると体感的に所要時間なんかを見通せるので、ジョギングには意外な効用があると思ったのだった。

道も、昨年の春までは恵比寿に自転車で通勤していたりしたので、まったく迷わずにほぼ最短距離を歩いてこられた。ま、人生、なかなか無駄なことはないもんだ、と思ったね。ま、目印は途中のラーメン屋とかなんですけどね。GoogleMapの最短ルートなら初めてでもOKとか、ITでイケてる風な突っ込みはしないでくださいね（笑）。いちいち見なくていいし、電池も電波も関係ないんだから。

都内は、飲食店もほとんどやっていて、ラーメン屋に並んでる人たちとか（中原街道の「葉月」なんか売り切れ御免でした）、焼き鳥食って飲んでるオジさんとか、なんだか呑気すぎる人たちもけっこういた。あの状況で、焼き鳥屋で飲んでるってのは、相当に図太いか状況を認識する能力がないかのどっちかだね。

コンビニで携帯の電池を買って（このときはまだ都内のコンビニは物が豊富だった）、金をおろして、ひたすら歩く。

新丸子くらいまでは飲み屋で飲んでる人がいたけれど、元住吉に入ると停電で真っ暗になっていて、飲み屋はおろかコンビニさえやってないのだった。そのまま日吉、綱島までずっと停電で、街中真っ暗、コンビニも真っ暗、自販機も動いてない、元住吉の商店街は、まるでゴーストタウン。クルマのライトと月明かり（キレイな三日月だった）が頼り。交差点の信号機さえ動作しておらず綱島街道は大渋滞。先に都内のコンビニで携帯の電池を買っておいたのは本当に正解だった。

その後、クルマで町田の成瀬まで向かう。港北ニュータウンのほうは停電にはならなかったようで、道路もスムースに流れていた。ま、運転が控えてたので飲む気にはならなかった、ってのもあるけど、実際にはあまり空腹感はなかったな。それなりに緊張してたんだと思う。渋谷を出るときはちょっとウンコがしたい感じだったんだけど、それも感じなくなってたし。途中で我慢できなくなって、コンビニも停電だったらヤバかったね。ま、街中が真っ暗なので、その辺でなんとかなったか？（笑）

今回、首都圏は被災したわけではないけれど、けっこう混乱していた。幹線道路の歩道は黙々と歩く人で埋まっていた。月夜でしかも晴天でホントに良かったと思う。

溝の口の思い出

JR南武線と東急田園都市線が交わる「溝の口」は、ペデストリアンデッキのずいぶんと洒落た街になった。ノクチなんて略されて、駅ビルはノクティなどという。

ノクチというと、僕なんかはライカのノクチルックス（ドイツ語で夜の光という意味。50mmF1.0の明るいレンズ。最新はF0.95なのか！？）というクルマ1台分ほどもするような高級レンズを思い出してしまうんだけどね。

「ダジャレを言うだけではなく、行動そのものをダジャレで規定する」という原則からすると、ノクチルックスを付けたブラックペイントのM型ライカで夜の溝の口をスナップする、なんてことになるんだろうけれど、ま、フォクトレンダーのノクトンくらいで勘弁してください。

下の写真は、ペンタックスのコンパクトデジカメで撮影した。さらに勘弁（笑）。

1984年に当時勤めていた会社の寮が近くにあって（近くといっても、高津と武蔵中原の中間地点くらいなんでノクチまで歩く感じではない。バスかオートバイ）、休日に飯を食いに行ったり、ちょっと酒を飲んだりしてたんだけれど、戦後な感じがけっこう濃厚に残ってて札幌から来た者としてはかなり驚いたものだった（南武線沿いの立ち飲み屋街とかはまだそんな感じもあるけれど）。

一人で飯を食いによく行っていたのは、老夫婦でやってた長崎ちゃんぽんと皿うどんの店なんだけど、さすがにもうないみたいだな。道に面した店の全面が3間くらいの透明なガラスの格子戸で、それをガラガラと開けて入ると土間に調理場を囲むようにカウンターがあって、という店だった。ちゃんぽんも麺がバリバリの皿うどんも、ここで生まれてはじめて食べたが、なかなか美味かったのでその後のベンチマークになったと思う。

1984年の暮れに会社の寮を出たので、溝の口は20年くらいご無沙汰だった。たまに府中競馬場に行くときに南武線で通過するくらい。

ところが最近は、田園都市線の長津田で横浜線に乗り換えて1駅の成瀬まで、週の半分くらい帰るようになったので、田園都市線・溝の口で途中下車するようになった。田園都市線って渋谷から乗ると込んでて大変なんで、この辺で一息入れたくなるんだよね。三軒茶屋のようにあまり渋谷寄りだと長津田まで先が長すぎで気が重いし、長津田寄りだとあまり店がない。

溝の口には、日本酒の品揃えが素晴らしい店「はぐれ雲」とか、南口出てすぐのカウンターだけの餃子屋さんとか、これも南口の山形の地酒しか置いてない店とか、何軒かいいお店があってたまに寄って帰る。あと、東急改札内の「てもみん」か（笑）。

で、今のノクチといえば、ここが傑作。

ラーメンにトッピングが複数種類無料なんだけど、ニラキムチなんかと並んで唐揚げがてんこ盛りになってて取り放題なんだよね。
店の名前も、何系ラーメンなのかも、ラーメンについての話は全部省略して「唐揚げ無料のラーメン」ってのが分かり易すぎる（苦笑）。

「飲んだ後、唐揚げ目当てに、ラーメン屋」 ってのは若い頃ならいざ知らずねぇ、、、。

オレは、もう絶対に入らないので外からの写真だけ（笑）。「もう」って言ってるのは、過去1回だけ入ったことがあるからで、ラーメン屋なのに延々と唐揚げを揚げ続けているのが一人いて、なかなかに感じるものがあったな。