横浜、町田などを流れる鶴見川の歴史を調べてみたら、なかなか面白い。
http://www.ktr.mlit.go.jp/keihin/tsurumi/about/history01.htm
特にこれ、すごいですねぇ、、、。たかだか100年前ですよ。
「1907年(明治40年)8.23~24 台風により鶴見川氾濫。多摩川と鶴見川の氾濫水が合して、鶴見川以東は激浪一面の海となる」
川崎のあたりとか一面の海ですよ、きっと。
綱島の駅前の飲み屋の女将さんは、「子供の頃はよくこの辺が水浸しでボートで避難したんだよね。けっこう楽しみだったりしたんだけど、、、」なんて言っていたけど、前述のサイトを見ると、1980年代までけっこう危ない川だったことがよくわかる。その女将さんが子供の頃っていうと、多分、1950年前後だと思うんだけど、確かにえらくしょっちゅう溢れてる。綱島温泉も大変だったんだろうな、などと思うね。
僕が、綱島の鶴見川の近くに引っ越したのは1995年なんだけど、幸いなことにいまのところ氾濫は経験していない。
ま、新横浜のサッカー場のまわりとか、巨大な遊水地になってるんで、もうよほどのことがない限り大丈夫かなとも思うけどね。
1999年大出水ってあるけど、綱島界隈は大丈夫だったと思うな。あと、2004年に警戒水位を超えてるけど、これも被害はなかったな。
汚いんで有名な鶴見川だけど、引っ越してきた当初は、暑い時期にジョギングすると、かなりドブ臭かったね。最近は改善してきたけど。
で、何でこんなことを調べてたかって言うと、地震の記録がないかと思ってね。
そしたら、やっぱりあったんだな、大地震。
820年 相模・武蔵・下総など関東諸国に地震あり、被害甚大
878年 関東に大地震あり、相模・武蔵の被害が特に甚しい
※武蔵って地域の一部が鶴見川流域
で、東日本大震災と発生メカニズムや規模が酷似しているといわれる869年の「貞観(じょうがん)地震」ってのがあるんだけど、ちょうどその前後なんだよね。さらに、その後に駿河方面で仁和地震(887年)起きている。あと、864年には冨士山が噴火している。
ちょっと嫌な感じだなぁ、というのを再確認したのでした。特に、869年の貞観地震から9年後の878年に関東で大地震、ってのが気になるね。
ま、生まれ育ったところの歴史は小学校とかで勉強する(僕の場合、札幌だったので、たかだか100年だし、アイヌの話なんか省略されてたのでかなりシンプルであったが:笑)けれど、大人になってから住み始めたところの歴史なんてのは、なかなか知る機会がないもんだよね。
流域がバクのような形だから「バクの川」とか言ってる場合ではないね(爆)。
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