昨年9月に新車でリースを開始したインプレッサのセダン(1.5リッター、FF、5MT)なんだけれど、そろそろ5000キロ。最近、遠出もしておらず、震災後は燃料も入れられなかったりで、あまり距離は延びていないけれど、それでも慣らしは完了した感じだし、国産車らしく変なトラブルは一つもなく、なかなか快適に走り続けている。
リースなのに自動車税の納付書が届いたりして、あれれ、と思ったりしたけれど、ディーラーに確認したら、ナンバー登録の際の事務処理にミスがあったってことで、リース会社への請求に変更してもらった。
2000キロ過ぎた頃からエンジンが軽く回るようになった感じで、相変わらずフライホイールが重い感じはなくはないけれど、それでも新車当時に比べるとずいぶんと軽く吹けるようになったと思う。引っ張ると、レッドゾーンの7000回転まで気持ちよく回るし、音もなかなかスポーティだ。振動が少ないので直4エンジンに比べて「1000回転上まで回せるのが水平対向エンジン」ってのを実感できる。
1.5リッターだからパワーはたいしたことないんだけど、マニュアルミッションなので、信号待ちの発進とか高速の合流とか、クラッチワークやシフトダウンで何の問題もなくトロいということはない。ベーシックな普通のクルマだけにクラッチは軽いんだけど、ミッションはけっこう剛性感があってシフトフィールは悪くない。苦手なのは、高速の追い越しをシフトダウンせずにエンジンのトルクだけで行こうとするようなときで、これはさすがにもたつく。ま、シフトダウンして回して乗る、ってのがこのクルマの基本なのだな。
ギアレシオとパワーの関係で、高速で100キロくらいだと5速に入らない感じ。4速のほうがアクセル踏まずに済むような傾向があるので、オーバードライブの5速ではなくて、クロスレシオの5MTだとなお良いのではないか、と思うね。ま、よく回ってピークがあまりはっきりしないエンジンなので、クロスにしてもさほど意味はないのかもしれんけど、いずれにしても国内の制限速度の範囲では5速はほとんど使わないかな。
シャーシは文句なしだね。剛性感も十分だし、Aピラーがあまり寝てないので、頭のまわりにゆとりがあって室内が広く感じる。視界や鼻先の見切りも良い。車幅が前のクルマから5センチ近く広がったので、なんとなく落ち着かなかったんだけど、ようやく、車輌感覚が自分のものになってきた感じ。ただし、後席はちょっと足元が狭いかな。
足回りは、ストロークがあって乗り心地は悪くない。アンダーステアは少ないし、思った通りのラインをトレースする。何より、トルクステアがないので、FFだけどとても運転しやすいね。
燃費は、平均すると街中オンリーで10キロちょいくらいかな? 高速だけだと14キロくらい行くこともある。最近は、暑いのでエアコンをかけているためか、雨で渋滞が多いせいか、9キロ台もけっこうあるかな。いまどきの1.5リッターのセダンとしては、燃費は良いとは言えないね。レギュラーガソリンなのは有り難いけどね。
ま、チープというかシンプルなクルマなんだけど、細かい装備(リヤワイパーはセダンでも大事だね)も含めて「良く出来てるなぁ」ってのが率直なところ。ま、前のクルマは21年乗ったから、その辺のギャップはしょっちゅう買い換えている人よりかなり大きいかもしれないけれどね。
iPodをカーステレオにつないで、MP3に落とした昔のアナログLPやカセットなどの音楽を聴きながら、なんてのもかなり嬉しいことだね。夜中に古いのをかけて走っていると、なんだか学生の頃を思い出して懐かしい。クルマはずいぶん変わったけれど、聴いてる曲は変わらないのだな(笑)。
あと、ラジオを良く聞くようになったね。土曜の夕方に仕事場から自宅に戻るときはクルマが多いんだけれど、J-WAVEの土曜17時からの「東京リミックス族」は毎週楽しみにしている番組。山田五郎と中川翔子のコンビが絶妙だね。この番組で紅白に出たときの変な印象しかなかった「しょこたん」をかなり見直したのだな(笑)。
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