なんでも、矢作俊彦が菅を支持しているらしい(苦笑)。
http://togetter.com/li/153442
さすがだ。
個人的には、日本一のひねくれ者、と思ってるので、、、(笑)。
最近は、会社とか社会とか、なにもかもが民主党みたいに見えてくるから困ったもんだ。誰が菅で誰が鳩に相当するのかとかではなくて、動かないから壊した方が、というような意味で。日本もそうだけど、仕組みができすぎていて、コミット度合いが下がってくると、仕組みさえ回せなくなる、という感じなのだな。
何もかもが民主党のように見えるのは、菅が初当選して約30年、この間、実は何も世の中が変わっていないことについての落とし前というか、変わらなかったことの限界が来ているということなのだな。まさしく、「僕は初当選した30年前から風力だと思っていた」などと「30年もあったのになにもできなかったこと」を最大限に活用して、自分の集大成であるかのごとくに持って行こうとしている姿勢はそれを如実に示している。
団塊世代的な、左翼的な方々、われわれも少なからず影響されているが、そういうものがようやく限界に来た、じわじわ終わるはずが3.11で強制的に切られてしまったのだな、きっと。サブプライムもリーマンも凌いだかに(痛かったけどね:苦笑)見えたが、やはり本当の敵は「内にあった」のであるな。
ツイッターでのいろんな人の言説と矢作俊彦の言、そしてテレビ神奈川(tvk)で再放送中の「傷だらけの天使」(傷天)を見て確信した。傷天については、ちょっと前にも書いた(tvkで「傷だらけの天使」放映中)。
傷天で描かれる、あの頃の日本を見て、日本ってのはあの頃で本質的なところではもう止まってたのだな、と思った。映像や描かれているものに、違和感がなさ過ぎるのだ。ちなみに、1974年10月5日から1975年3月29日までの半年間が本放送。この後、最後の仕上げがあって、日本はバブル(ってのは爛熟であって進化はない)に突入していく。
1980年まで積んだものを延々と取り崩してきた30年(84年に新卒だったのがオレであるが)。何かを批判し、たてつくことで存在を示し続けてきた、菅や左翼なんてのは、その意味でもまさにピタリと当てはまる役割を果たしてきたのだな。日本は、この何ら生み出さない人たちに30年耐えて、地震と津波と原発で崩壊しようとしている。この人たちが良かれと思ってやっていることによって、最後の一押しになるなら、それはそれでこの30年を象徴しているかもしれない。
「オサムちゃん」をホームレスにした矢作俊彦(「魔都に天使のハンマーを」)が、「ここまでのバカでなければ、壊れないかもしれない」から菅を支持しているというのも、偶然ではあるまい。この国は、ホームレス相当になってもおかしくないだろ、と言っているに違いないのだな。多分、復興とか、原発対策とか、実務的なことを要求する方が間違っているのだな。
矢作俊彦の「その賎しさ、さもしさのみを信じる。・・・ 一切に鼻をつまんで」は、今現在の状況をどうしようもなく正確に表していると思う。
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