tvk(テレビ神奈川)で毎週火曜の夜10時から「傷だらけの天使」を再々・・・放送していて、今週は緑魔子(シブい、、、)が出てきた第二回だったんだけど、テレビって7月24日に地デジ化で見れなくなっちまうんだよね。火曜の夜の楽しみが増えたと思ったら、テレビがこれ( http://t.co/Dw6Jc9d )なんで、ぬか喜びで参ったね。「傷天」(関係者はこう言うらしい)、あと5回しか見れないや。
テレビってのは、競馬とスポーツニュースくらいしか見ないし、競馬さえ最近はメインレースはすぐにネットでビデオが見られるから、ホントに要らないんだよね。今あるテレビで宝塚記念まではOK、夏のローカルは適当でいいし、秋競馬はいよいよワンセグとネットでいいか、などとと安心していたんだけどね。
ちょっと調べてみたら19インチの液晶デジタルテレビって、シャープ製でも2万円台なんだよね。そのくらいなら買ってもいいか?(笑)
ま、でも、「Stuffが1980年夏に来日したときの中野サンプラザでのライブをエアチェックしたカセットテープ1本のためにティアックのカセットデッキを買った」ってことがあるんだけど(その後さらに、ワカメ状になったテープの限界が見えたので、MP3で吸い出す箱を買って、今はめでたくパソコンとiPodに入っている)、傷天のためにテレビを買ったりすると、これはまさに「コンテンツの力」ってことだよな、、、。
Stuffの場合、CD化されてなくて、オンエアは2回だけ(音源はNHKの倉庫にあるはずなんだけど)、演奏は全員脂の乗り切った頃の抜群のパフォーマンス、ってことで価値があると思ってるんだけど、傷天のほうはDVDで揃えようと思えば揃えられるんだよね。ま、Stuffとか傷天みたいなのは、(僕らの世代にとっては)プラットフォームを超越したコンテンツ、ってことではあるかな。
いやー、やっぱり、あの頃のドラマはいいねぇ、、、。あの頃の東京(僕は札幌にいて、全廃間近の蒸気機関車を撮って歩いていたのだけれど)、あの頃のクルマ、あの頃の河原、などなど。日本ってのは、あの頃で本質的なところではもう止まってたのかもしれないね。ちなみに、1974年10月5日から1975年3月29日までの半年間が本放送。37年前だね。
■傷らだけの天使(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/傷だらけの天使
演技だって、今のドラマと違ってちゃんとしてるよね。ショーケンの薄っぺらいカッコ良さと、水谷豊の悲しいバカさ加減(ま、「相棒」がアキラの35年後です、と言われても、なんだか納得な感じだけど:笑)は最高だ。岸田今日子の良さってのも子供の頃には分からないよね(「砂の女」とこのドラマしか印象がない)。で、なんと言っても岸田森。セコい感じと「ほらっ、カネだっ」ってのがなんとも言えない。
ダメなりになんらか先がありそうだったのが、この頃の雰囲気だと思うんだけど、今、こんなドラマを作ったら、どうにもならない感がありまくりで困ったことになるよね(苦笑)。結局、「オサムちゃん」は、矢作俊彦によってホームレスにされてしまった(「魔都に天使のハンマーを」)んだけれど、下手に「出世」したりしてても乗れないだろうし、さすがにそれはなかなかに絶妙な感じではあるな、と昔のオサムちゃんを見てて思ったのでありました。
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