プレミアムモルツを350缶で2本飲んだ。底の表示によれば、一本は、6月中旬製造の固有記号がF/NSTA、もう一本は、6月下旬製造のF/SSNA。いずれも府中工場で6月10日から30日の間に製造されたものだが、この二本、驚くほど味が違う。前者はさっぱり苦い、後者は香り華やかで濃い。
とりあえず、F/NSTAとF/SSNAの示すところ(F/は府中工場だよね)をサントリーの問い合わせ窓口からメールで確認中。まともな回答、来るかな?(笑)
ビールってずっと同じ味ではないんだよね。サッポロ黒ラベルなんかは、定期的に味わいが変わるし、キリンのクラシックラガーも当初よりも軽い味わいになってしまった。ま、もちろん、ドイツやベルギーなんかに比べると、「国産のマスプロダクション」ということで一括りにできる範囲ではあるのだけれどね。
なんて話は、一つ前の「やってみなはれ みとくんなはれ」にも書かれていて、サントリーがビールに参入するに当たっては、「既に寡占状態の三大メーカーのビールは、極論すれば全部同じ味だから、それらとは違うものを目指した」のだそうだ。プレミアムモルツにはそれが上手く継承されていると思うね。
まだビールを出していないサントリーに対して、酒税が安い「インチキビール」を売り込みに来たのがいたけれど、どうせやるなら本物を作ろう、酒税だって一瞬抜け道になってもすぐに対応されていたちごっこになる、などという話は、数十年経っても何も変わっていないのが可笑しい。
今じゃどのメーカーも、発泡酒に「新ジャンル」(すげぇネーミングだ:苦笑)で大儲けしているが、、、。サントリーも飲食店には、プレミアムモルツとマグナムドライ(発泡酒)を出していて、店が間違えて(あるいはわざと)出してくる、なんてこともけっこうある。飲まなくても、泡で分るけどね。ま、この件については、ずいぶん前に書いたので省略しよう。
ま、製造ロットによる味の違いなど、気にしている人はごくごく(ビールを飲んでいるようだ:笑)僅かなんだろうけどね。
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