日吉のバーでよく一緒になる先輩が「リリーフ相馬311」というプロジェクトを立ち上げて、相馬や南相馬で被災した子供たちをキッズキャンプに招待している。7月末に第一陣、8月上旬に第二陣、今週は最終の第三陣。小中学生約40名ずつが各6泊7日で河口湖近くのキャンプ場で過ごす、というもの。
下記、Facebookページに様子が出ています。
■Soma Relief 311
僕は、水曜からの1週間のキャンプ期間のうち、各回の木金土だけ手伝いに行って、子供と一緒に遊んだりしていた。各回、隊長以下、数名のチームを編成して運営している。というわけで、キャンプは水曜までだけど、僕のミッションは完了で、昨日(20日土曜)の夕方に無事帰還。
僕らがキャンプで何をしているかというと、まず食事のサポート。朝と昼の食事はキャンプ場の厨房で用意してくれる(ここを厨房内で手伝うのが仕事のボランティアもいる)が、夕飯は基本的には用意された材料を使ってみんなで作る。食事の際に厨房から食材や料理を運んできたり、配膳台の前に並んだ子供たちの皿に盛り付けたり、みんなで作る場合はそれをサポートしたり、食後に厨房に片付けたり、というのが我々の仕事(使った食器は各自が洗う)。
食事と食事の間にはいろいろな予定(アクティビティ。ま、「勉強」なんてのもある)が組んであって、近くの公園だのグラウンドだのプールだのなんだのかんだのに連れて行く。なんとなく危険がないように確認しつつ、員数をチェックしながら自分も遊んでいる。コンデジをポケットに入れて、一緒に遊びながら撮影したりして。写真は近くの公園。例えばこんなところで炎天下2時間の運動でヘロヘロになるわけです(笑)。
僕の担当は、ソフトボールなどの球技中心で、適当にチーム分けしてのゲームでチームに混ざったり審判をしたり。小学生が多いとちょっと気をつかうけれど、中学生が多い場合は任せておけるので気が楽。とにかく外で身体を動かしたくて、多少の雨も気にせず元気に遊んでいるのが印象的(さすがに雷雨になったときは、金属バットとかもあるので、1回表降雨コールドにして撤収したけどね:笑)。
下記、YouTubeのビデオの冒頭の野球シーンでちょっと出てます(重々しい横っ飛びが痛いね:笑)。
http://www.youtube.com/watch?v=QlBfQsfjJ7E&feature=youtu.be
YouTubeのページ右段の「関連動画」にも、キャンプの様子がたくさんアップされています。
他には、ナントカ教室というようなのがいくつかあって、そんなのもちょっとサポートしたり撮影して回ったり。近くの中華料理屋のシェフの麻婆豆腐教室とか囲碁教室やアート教室といったものなんだけれど、いずれも、教えに来てくれるとか、食材を差し入れしてくれるというような方々の存在あっての企画なわけで、記録を残しておくことは必要なことでもあるのですね。福島にいる子供の親御さんたちにも様子を伝える必要があるので、ビデオ担当と僕のような適当な写真を撮る人が複数いて、先のfacebookのページにいろいろとアップする。
キャンプ場には光ファイバが来ていて無線LANも完備なので、ビデオのアップロードはじめ、ネット環境はどこよりも快適、ってくらいだった。仕事もまったく問題ない。こんな感じで外で仕事してるのは悪くないですね。
屋外で過ごすってのは、多少の雨でも快適だし、最近は酔って公園で寝込むこともなくなったので久しぶりだったけど、寒くない夜は木の下のベンチで寝たりしてこれも気持ちが良かった(もちろん、寒いときや雨の夜はテントやクルマなどで寝る)。
ずいぶん久しぶりに小中学生の子供に接して、なんとなくこっちの方がリフレッシュさせてもらってる感じだった。ま、初回は、こんなにヘトヘトになったのは何年ぶり、ってくらい疲れたけど、二回目以降はけっこう慣れましたね。7月下旬から3回行って、なんとなく身体がすっきりしたような感じ。
なお、大人として必携なのは、七味、ラー油、山椒、タバスコ等の香辛料の類。麻婆豆腐、カレー、肉じゃが、牛丼、ミートソースなど、当然だけど子供向けの味付けなので、こっそり大人の味にして食わないとなんだか物足りない(笑)。
いや、なかなかおもしろい経験でしたね。行ってみないと分からないこと、実際に入り込まないと見えないことなどがけっこうあって、もろもろ勉強になりました(笑)。さて、3回に分けた夏休みが終わった(横浜も急に涼しくなった)、ってことで。
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