普段は、横浜、町田、渋谷、五反田あたりが主な立ち回り先なんだけれど、その周辺、界隈でサッポロラーメンが食べられる店がいくつかあるので、ちょっと目的もあったりで復習中。
まず、サッポロラーメンの定義をしておくと、
・味噌がメジャーで、醤油、塩と続く感じかな?
・中華鍋でひき肉、たまねぎ、モヤシを炒め、
・そこに塩気がないスープを投入し、中華鍋の中で味噌や醤油などで味をつける
・アクセントにおろししょうがをちょっと入れるのがポイント
・麺は黄色っぽい縮れ麺(西山とかメジャーですね)
・表面にすり鉢のようなパターンのある厚めの丼に茹で上がった麺を入れ、
・その上に中華鍋からスープだけ注ぎ入れ、
・麺をちょっとほぐしてスープにからめた後に野菜等を乗せる
・トッピングは、しっかり歯ごたえのあるチャーシューとメンマ、長ネギ(青いところも)、わかめはあってもなくても
・薬味は、ニンニクと一味とコショウ
という感じかな?
ま、バリエーションはあれど、中華鍋で具を炒める、そこにスープを入れて味をつける、ってのが外せないポイントだと思いますね。
サッポロラーメンと北海道ラーメン(旭川の醤油とか函館の塩とかあるし)は、ま、けっこう違ったりするんだけれど、一般には、サッポロラーメン的なラーメンを北海道ラーメンと称している場合が多いね(笑)。
というわけで、まずは、仕事場兼自宅のある綱島の「満龍」。
ここは、ずいぶん前からあって、いわゆる「さっぽろ味噌ラーメン」をいつでも食べられてありがたいのだな。綱島に住むことにした理由の2%(笑)くらいを占めるかもしれない。
首都圏で食べるさっぽろラーメンってのは、なんとなく全体にライトになってしまっているように感じるんだけれど(とんこつ系とかこれでもかと濃厚なのが多いのにねぇ、、、)、ここの「こってり味噌」だとなかなかいい感じなのであるな。普通の「味噌」だとちょっとライト。もやしを炒めたフライパンで作るスープ、ちょっと黄色っぽい縮れ麺、などさっぽろラーメンの文法に則っているが、実はトロトロしてなくて歯ごたえのしっかりした質実剛健な感じのチャーシューがポイント。味噌は基本なんだが、スープの色が濃い醤油ラーメンも捨てがたい。ひとつだけ指摘しておくと、ネギは小ネギではなくて、普通の長ネギ(青いところもたくさん)のほうが良いと思うな(笑)。
次は、先日、北海道出身者に教えてもらった北海道ラーメンの「きむら初代」。
駅で言うと、田園都市線のたまプラーザと小田急線の新百合ヶ丘の間くらいで、車でないといけないようなところにあって、さすがに駐車場完備。駐車場整理の警備員まで居る(笑)。
ラーメンは、味噌と辛味噌で迷ったが、初めてなのでベーシックな味噌にした。
この辛味噌ってのがあって、「オロチョン」なんて命名しているのが、北海道ラーメンの特徴であってサッポロラーメンには見られないものだな。
塩気がきつくない上品な味噌ラーメンでなかなかよかった。
スープのほのかな甘みが特徴(胡桃らしい)かな。
麺は、北海道系ってことで軽く縮れていて、ちょっと太め(あまり太いのは好きじゃないんだけど許容範囲)。
北海道ではなかなかお目にかかれない、上品な北海道ラーメン(笑)。
チャーシューがほろほろと崩れる系で、若干仕事しすぎな感じはしなくもない。もっと肉の歯ごたえのある質実剛健なチャーシューのほうがサッポロラーメンっぽいと思う。
以下、メモですが、
・武蔵小山から中原街道に出たあたりにある「寶龍」。ここも、オールドファッションド(褒め言葉ですよ:笑)なさっぽろラーメンが食べられる
・渋谷には、センター街入り口右手に「味の時計台」(外国人観光客で込んでいる)、麗郷やセンター街ちょっと入ったところの「味源」(これはサッポロという より北海道ラーメン)なんかがある。微妙にいわゆるサッポロラーメンとは(片鱗はあるものの)違う感じがしなくもない(笑)
・まだ行ってないけれど、ぜひ行きたいと思っているのが、町田の北海道ラーメン「おやじ」。キャベツも炒めているようだ
・恵比寿には、「札幌ラーメン 山田」ってのがある。ま、カツラーメンとかカレーラーメンとかは食いませんが、、、(笑)
・乃木坂には、ミッドタウンの向かいくらいに「天鳳」がある。ここも、いわゆるサッポロラーメンが食べられるお店
といったところで、十分かな?(何が十分なんだか?:笑)