PENTAX が K-01 をボディ単体で販売し始めたので、ボディのみ購入(悪いけど、ズームレンズや60mm相当の画角の40mmは要らないので、単体販売を待っていた)。
これに手持ちのDA21mmを付けたところまでは普通なんだが、ふと思い立って、フォクトレンダーのスナップショットスコパー25mm用のビューファインダーをアクセサリシューに付けてみたら、これが意外にも液晶画面とほぼ同じ画角で素晴らしく使いやすいことが判明。25mmと実質32mmの画角は実はそれほど大きくは変わらない、というのが盲点だった。その辺、アバウトに考えるのが大事だね。
やはり、腕を伸ばして液晶を見て撮るより、顔に密着させてファインダーを覗く方がはるかに落ち着く。液晶は鼻の脂が付くけどね(笑)。それに、液晶画面よりも、素通しのファインダーの方が被写体を見るのに圧倒的に快適だ。
ところが、これだけではまだ完成ではないのであった(笑)。
実際に撮影をしてみたら、ファインダーを覗いている最中にオートフォーカス(AF)が勝手に動いてなんだか落ち着かない。そこで、AFをやめてマニュアルフォーカス(MF)にセットする。21mmなので被写界震度は深い。35mm銀塩で21mmレンズならピント合わせなしで撮ろうとするはず。デジカメだって撮像素子のサイズが違うから画角が違うだけで被写界震度は同じだ。これも、盲点であった。
というわけで、MFの絞り優先モードでF5.6とかに固定してマニュアルフォーカス、しかも、液晶でピントを確認せずに勘と目測で1.2mとか無限大とかレンズの距離リングを大雑把に合わせるだけでOK。21mmなんだから、ほとんどピンボケの心配はない。
これ、AFの速度(たいていは遅い)が関係なくなるし、変なとこにピント合ったりしないし、何も気にせずサクサク撮れる最強、最速のスナップ用デジカメだと思うなぁ、、、。
それと、MFの良いところは、AFが合うまでシャッターが切れない、ってことがなくて、絶対にシャッターが切れることなんだよね。AFが迷ってるうちに、タイミングを逸する、って良くあることなんで。
ボディの厚みがしっかりあるし(ミラー前提のフランジバック確保だからね)、さほど小型軽量ってわけでもないけれど、この「21mm+外付けファインダー+MF」ってのは、K-01のかなり正しい使い方のような気がするね。
いずれにしても、銀塩のレンジファインダーカメラで目測での撮影に慣れていたとか、ビューファインダーの良さが分っていたとか、これまでカメラでやってきたことの延長にあることに気付いただけなんだけれど、なんだか人生に無駄はない、って感じましたね(自画自賛モード:笑)。