最近、どうにも気になるのが、牛丼チェーンとかで「ハムナットウ、ありがとうございます!」とか、いい年して調子悪いもんを食ってるんだから、おっきな声で復唱せんでくれ、ってことなんだよね(これも、Facebookやメール等で書き散らしたことのまとめです)。
明らかに「クライアントとベンダーの守秘義務」に反していないか?
オレが食うものを周りの客が知る必要はないだろ、と。
どうせオープンな客席の安い店に集まる貧乏な人たちなんだから、見栄張っても仕方ないわけですが、ここで大事なのは、知られたくないではなくて、知る必要はないだろ、食ってるの見りゃ分かるけど店側がそれを触れ回るこたぁねぇだろ、ってことなんだよね。
もっと言うと、店のオペレーションにそんな調子の悪いことを組み込むんじゃねぇ、という話。
しかも、「ハムザカナ!」「エッグ一丁!」とか、勝手にますます食いモンとして調子悪そうな略称にされてしまってねぇ、、、(苦笑)。で、内容としても、中途半端に野菜が付いていたりして、さらに物悲しい(野菜を食わなきゃってのも、メタボ85センチに近いバカな刷り込みだと思う)。
このおっきな声での復唱ってのは、間違いがないようにってことを重視した結果のマニュアル対応なんだろうけれど、新入りからベテランまで全員でおっきな声でやるなよ、って思いますね。しかも会計のときにまで。まったく、恥ずかしい。しなくても良いことまでバカ丁寧にやって免責にしようという、ま、ダメな商売の縮図のような話ですね。
これ、例えば吉野家だったら「牛鍋丼並で280円です!」ってねぇ、、、。「オンリーっ!」ってさらにデカい声が追い撃ちで飛んできそうですよ。友人の観察によれば「牛鍋丼の並だけとかはやはり頼みにくいので、結局、味噌汁か卵をつける羽目になっているような気がする」ということで、なかなかに狡猾な販促手法でもあるようですが、、、。マクドナルドなんかの「ご一緒にお飲み物はいかがでしょう?」っていういわゆる「サジェスト」のほうがまったく正攻法ですね。とはいえ、「牛鍋丼並ですね!? ご一緒に追っかけネギ卵はいかがでしょう?」なんてやられても乗れないか(笑)。
ま、でも、この手の話は安い外食ではいろいろあるようで、別の友人のコメントによれば、天丼屋で女の子が「大盛り2つ!」と大声で復唱されてうつむいた、とか、「大盛り、脂多目、チャーシューダブル」なんて感じでラーメン屋でも辱めを受ける、とか、逆に女子がすごいのを注文して周りの調子出ない者どもにドヤ顔とか。しかし、こういうのは大変に健全だと思うのですよ。若いときは(ま、今でもですがw)、腹が減るし食っても太らん(今は太る)ので元気があってOK、なのですよ。
間違いのない爽やか(とも思えないが)な対応を装った、貧乏人の見栄っ張りな心理に付け込んだ巧妙な販促であろう感じ、がなんとも言えない貧乏臭さ(貧乏ではなく、貧乏臭さですね。ここ大事)につながっていますね。
一つだけ「ほう」と思ったのは、朝の定食だと「ご飯の盛りは!?」ってこれまたおっきな声で聞かれる(これプラス何十円なのにダマでシラっ聞いてくる)のですが、「ったく、食いそうなオヤジだと思って足もと見やがって」といつも断っていました。しかし、先日、これまたおっきな声で聞かれて「少なめで」って答えるオヤジを発見し、目から鱗でした。「ご飯の盛り = 大盛り」としか考えていなかった自分の硬直した姿勢に激しく腹が立ちました(苦笑)。いわゆる「その発想はなかった!」ですね。
ま、やっぱり牛丼は吉野家だなぁ、とか、安さともあいまっていろいろお世話にはなっておりますが、それだけでなく、明らかに布団から出たばかりのジャージ姿のカップルとか、吉野家で腕組みしながら「このお店、お勧めは何?」とオヤジの口真似していた日能研帰りの小学生とか、いやいや、外食は退屈しませんねぇ、、、(爆)。
コメント