どうして日本人は、慣れないところでもバックで駐車したがるのでしょう?
たいていバックの方がヘタクソでしょ? 壁との距離感も正確ではないし。
アタマからサクッと突っ込めば良いのに、といつも思うのですが、、、。
コンビニのような広いところでさえ、バックで駐車している人がけっこう多い。
初めての場所なんかだとどこまでバックして良いのかが分かりにくいし、そもそもどんな出っ張りがあるか分からない。でも出るときは、バックではあれど、入ってきたところへ出ていくので障害物とかないわけで。
最近のクルマには「バックモニター」が付いていて、昔ほどバックでの駐車が億劫、あるいは不安ではない、ということもあるのかもしれません。ただし、バックで停めたい人が多いから、あのようなシカケが普通に装備されるようになった、とも言えると思います。
そもそも、買い物して戻ってきて、バックで止めてあったらトランクにモノを入れにくい。バックなら楽勝。セダンならまだしも、ハッチバックだとクルマ止めに当たるまでバックで入れたらリアハッチが開けられないこともあったりで不便このうえない。
個人的な意見ではありますが、特に慣れてないところでは、バックで入れない方が良いと思っているのですね。何があるかわからない、運転席の反対側のリアバンパーやリアフェンダーを当てることが圧倒的に多いのではないかと。もちろん、回転半径の話とかハンドル切ると鼻先が膨らむとか、ま、いろいろあるわけですが。
などと、SNSで喋っていたら、「バックで出ていくのが怖い」という指摘があって、下記の記事なんかを見ても、バックはなるべくするな、駐車はバックが基本、などと書いてありますね。
■アメリカで新車の後方カメラが2018年から義務付け
http://matome.naver.jp/odai/2139640209350895501
アメリカだとアタマから突っ込む場合がけっこう多いように思うので、装着の義務化ってのは、駐車用ではなくてバック時の安全確認のため、ですね。つまり、バックモニターは、アタマから突っ込んだクルマを出すときにも役に立つわけですね。
ま、アメリカは駐車スペースがゆったりしているので、日本みたいにバックで紙一重で停めるなんてことは、まず必要ない、ってこともあるかと思いますが、、、。
また、記事中のバック事故での年間死者210人をどう見るべきなのでしょう? 駐車場などでの人対クルマの事故で圧倒的多数なのか、など。
やはり、ここで考えたいのは、まずは駐車場で子供から目を離して平気、あるいは走り回るに任せている親ですね。どんなに歩行者優先で意識していても、バックでなくても、危険な場合ってのはなくはない。圧倒的に怖いのは、高速道路のPA/SAで、空きスペースを探しているときにクルマの陰から車路に飛び出してくる子供ですが、、、。ま、そういうのもドライバーの責任になるわけで、どうやってリスクヘッジするか、はあるわけなんですが、、、。
それと、むしろこっちがより重い問題なのですが、日本のドライバーの意識が低レベル、ってことですね。出て行く人を先に行かせて、自分はそこに入れる、とかではなくて、「どけどけ車路のオレが優先だ」ってモードですからね。
スーパーの駐車場にアタマから入れて、トランクに買い物したものを積んでいると横からくるクルマが怖い、という話もありました。これも、結局、クルマを運転している人の問題ですね。怖いくらいのバカが多い、と。頭から入れて、トランクの荷物出し入れしている人が居たら、離れてゆっくりと通過する、くらいのことがなぜできない、ですね。
日本では、もっと歩行者とか交通弱者が堂々としていられるようにならんとイカンと思うのですね。お年寄りなんかは、けっこう堂々としていることも多いですが、横断歩道で人が渡りそうでもクルマが停まらない前提で、皆さん「身を守って」おられる(そうせざるをえない)。よく考えなくても、これは「自動車で食っている」側面もある国の状況としては、かなり恥ずかしいことだと思いますね。
バックで入れるのはバックで出すのに比べたら遥かに恐怖心が少ない、という話もありましたが、要するに恐怖の要因が主に「バッドマナー」にあるわけです。他のドライバーが信用できなくて怖い、と。バックランプがついてブレーキ踏んだりしているクルマがいるのに、まったく配慮がない、という。ま、いきなり出るのは論外として。
バックで出そうなクルマがいたら、ちょっと待ってライトで合図、なんてよりは、クラクション鳴らすバカが圧倒的に多いでしょうね。「オレが居るぞ! どこ見てんだ、こらぁ!」ではなくて、「あ、出るのですね。さっさと出てください」と思いたい。
バック駐車しているクルマが、左右をよく見ずに安心して自分の行く方だけを見ていきなり出てくる、ってこともよくあるので、安心し切っているのと用心しているので、どっちが安全なんでしょうか、なんて思いますねぇ、、、w
バックの方が速度が遅いので、安全確認をちゃんとする限りかえって安全だとも言えると思いますが、、、。
中国やインドなどは別として、西欧の何カ国かで運転したことある人によれば、世界中で日本での運転が一番気を遣うのだそうです。
海外でレンタカーをそれなりに運転したことのある人は、絶対に国内での事故率が低いと思いますね。保険の料率を変えるべき、ってくらいではないでしょうか?
私は、イタリア、アメリカ、イギリスでしか運転したことがないけれど、各国ですごくいろんなことを感じ、学んだように思っています。歩行者保護がドライバーレベルで徹底しているし、何より日本のような「嫌がらせ的な行為」がまずないので、運転していて不愉快になることがないですね。
日本人はなんでこう「運転」が下手なのでしょうねぇ、、、w 細かい車庫入れとかの「操作」は下手じゃないと思いますが、いろいろな存在が共存している道路環境での「振る舞い」がとにかくヘタクソですね。ドライビングリテラシーが低い。
先にもちょっと触れましたが「意地の悪いことをする」ってのが日本人の運転の最大の特徴ですねw おまえ、急いでんだったら、そこでわざわざイチャモンとかつけてないで、さっさと行ったらどうだ、と思うことが多々ありますww
駐車スペースや車路含めて駐車場が狭いとかも一因かと思っていましたが、ドライビングリテラシーという背景が、アタマから突っ込んで停めるのが少ないという現象につながっているんだな、と思ったのでありました。なるほど、一人で考えてないで訊いてみるもんですねw
ま、日本国内では地域差もあるようで、アタマから突っ込む人が多いところもあるそうですが、これも、原因は何なのでしょうね? ちょっと気になりますが、ま、そのうちにまた。
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