昨年の暮れにJR御殿場駅の近くに引っ越して、これまで知らなかった御殿場の様子がかなり見えてきた。
写真は、越前岳(左)と愛鷹山の夕景(富士山は画面のさらに右方向に位置する)。
■肉の町
これまでも、肉屋さんが多いことは気づいていたし、自分の店で使う肉も牛すね肉や馬刺しなど素晴らしいものが手に入るのには感謝していた。
焼肉屋で美味い牛肉が食えることも分かっていたし、馬刺し(写真)もホントに美味い。
しかしそれだけではなかった。
ハム、ソーセージなど、肉の加工品のクオリティが抜群に高いのであった。
サラミならあそこのあれ、チャーシューならここ、ハムならここ、牛肉のしぐれ煮はここ、など、何軒もある肉屋、ハム屋、ソーセージ屋で「これは」というものを手に入れることができる。
スーパーに並んでいる大手メーカーのものは、もう買う気にならない。
■湧水の町
アパートの周辺を歩いていたら、けっこうな量の湧水を見つけた。
特に名前などは無いようだったが、近所の人が汲みに来ていた。
ちょっと飲んでみると、雑味のない柔らかい味の水だったので、たまに汲みに行ってはアパートでコーヒーなどに使っている。
御殿場駅の北側にある「浅間神社」の境内には「木の花名水」(このはなめいすい)という湧水があって、これも多くの人が汲みに来ている。
同じ富士山の伏流水、距離で数百メートルということで、これも同じような傾向の柔らかい水で美味い。
御殿場駅周辺の道路はいたる所に(酔っ払った夜など落ちそうだがw)側溝があって、澄んだ水が流れている。
これらも湧水で、御殿場インターあたりで箱根の山すそに当たって足柄の方に流れて行って、鮎沢川と合流して酒匂川となる。
酒匂川は、御殿場線に沿って流れて行き、相模湾に流れ込む。
御殿場が酒匂川の源流とは知らなかった。
御殿場は、東名高速の最高地点であることからも推測できるように、富士山の湧水が相模湾と駿河湾に分かれる分水嶺に相当するようだ。
ま、こういうことは、住んでみないと分からない。
最後の写真は、なかなかに御殿場的なショットだと思う。
新橋と書いて「にいはし」と読む。これも、引っ越してから知った。
バス停の下を結構な量の湧水が流れている。
ま、駅周辺、インター周辺で飯を食うところにも困らなくなったし、新宿や横浜で酒を飲んで高速バスで「一瞬」で帰って来られるようになったし、御殿場駅の近くに引っ越したのは、去年の最大のヒットであると自画自賛中w
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