なんか、鍋ものづいているが、オレの場合、懐かしい味といえば、「ハタハタ鍋」と「鶏団子鍋」だね。
・ハタハタ鍋
材料は、白菜、豆腐、長ネギ、大量(一人10尾では足りない)のハタハタ。この段階で、既に希少魚となっただけに失われた鍋だと知れるw
昆布とかつおの醤油出汁で、ただただハタハタを煮ては食い煮ては食い。プツプツとしたブリ子の歯ごたえも楽しいが、やはり身はオスが美味い。
ハタハタは鱗がないので、アタマを落とすだけで下ごしらえは楽。
ガキの頃は、ハタハタ20尾とか食っていたw
・鶏団子鍋
材料は、鶏ひき肉、白菜、長ネギくらいが必須であとは適当でOK。ま、エノキとかシイタケとか(マイタケは黒くなるのでやめた方が良い)豆腐とか春菊とか入れても良いし、なくても良い。
鶏ひき肉は、つなぎに卵とちょっとの小麦粉を入れて、酒、しょうゆ、おろししょうがの搾り汁で薄く下味を付けて、スリ鉢で軽く当たって滑らかにする。
出汁は、昆布とかつおの醤油味。ちょっと濃いめの味付けにして、隠し味に少量のバターを落とす。
鶏のひき肉は、スプーン2本で丸く整えて沸騰した出汁に投入する。
どちらも、最初に全部鍋に入れてしまわずに、魚も肉も逐次投入で「煮え端」の美味さを味わうのが肝要。白菜の根元なんてのは、入れっぱなしで良いけどね。
で、ま、それぞれ流儀はあると思うので、オレの「お里」ってのはこの程度、って話だなww
で、ハタハタのところでも触れた魚はオスが美味い、という話。
札幌にいたころ、ちょうど今くらいの時期、そろそろ雪が降るようなけっこう寒い秋晴れの日に、思い立って250ccのオートバイで鵡川町までシシャモを買いに行った。
いやー、寒かった。
シシャモの漁期は、この時期の2週間限定、しかも鵡川沿岸に固有の種なのであるな。
当時は、刺身などというインチキくさいものはなくて、干したシシャモだけだった。
で、段ボール1箱のシシャモの干したのを買ってきて、炭火を熾して焼いて食った。
シシャモだけで腹いっぱいになるくらい食った結果、子持ちシシャモは歯ごたえは良いが、身はオスのほうが断然美味い、だった。
いまでも、スーパーなんかで「オスだから」と安く売っているのを見ると、つい買ってしまう。
居酒屋などで「子持ちシシャモ」なんてのを見ても、まったく注文する気にならない。
ま、どうせ、カペリンだし、というのもあるww
夏にシシャモの刺身を出している店を見たことがあるが、一から十までインチキだと思うw
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