店には、アナログレコード(大した枚数ではないが、CDやDVDはけっこう捨てたが、LPは残してあった)が置いてあって、1982年くらいに買ったDENONのプレーヤー(DP-57M改)もある。年末には、しまい込んであった1985年に買ったスピーカー(JBL4312改)もアンプにつないで、ま、セッティングとかどうでもよい感じではあれど、一応、鳴るようにした。
しかし、アナログレコードの再生は、いろいろつなぎ直したりして試した結果、アンプのフォノ入力の左チャンネルの音量が異様に小さい、プレーヤー側には何の問題もないのに、という状況だった。フォノイコライザーを取り外して原因究明&修理なんてこともメンドクサイ(つか、分からんと思うw)ので、レコードを聴くためには、
・フォノイコライザーを買う
・フォノイコライザー内蔵のプレーヤーを買う
という二択だったのだが、後者にして「DENON DP-29F」(なんと7720円w)を買ってみた。
ま、ライトな音だけど、フルオートだし手軽で悪くない。主電源スイッチさえない(使わないときはコンセントを抜け、と書いてある)w 微妙にインシュレーターの位置が置き台と合わないので、置き台の上に敷くシナ合板を買ったら1250円もしたww
最近のイコライザー内蔵プレーヤーについては、最初はソニーのハイレゾでUSBに出せる、ってのが目についたのだけれど、ハイレゾでプチプチ音まで入っても(後で消せるかもだけど)とか、ソニーのベルトドライブはなんだかすぐ伸びそうだ、価格も高いし無駄にハイスペックだ、などと思ってやめてしまった。
アマゾンとかで見ると、安いイコライザー内蔵プレーヤーはティアックとか何社かが出しているんだけど、カートリッジがくくり付け(安いのはトラッキングはおろか針圧調整さえもない)というようなものなので、交換針に不安がないのはDENONだよな、と思っての選択。ベルトドライブのベルトも交換用のものを売っている。
というわけで、「DENON DP-57M改」(こっちはダイレクトドライブ:DD)が余ってしまったw 「改」ってのは、付属のピンケーブルを外してPCOCCの太い(短いのでセッティングに制約があるが)のに交換、本体の内部をブチルゴム等で防振、など。家庭での使用とはいえ、丈夫なもんだね(ま、これもDENONにした理由の一つだが)。
いずれにしても、何十年も前からのプレーヤー技術の蓄積あっての7720円なんだろうね。ま、使い込んでいくといろいろ不満も出てきそうだけど、ま、7720円なんで、、、w 時代は変わった、と思う。
スピーカーの「JBL4312改」ってのは、10年くらい前にコンデンサを交換したから。当然、オリジナルは既に入手できないので、秋葉原で同じくらいの容量のものを買ってきて交換した。だから、多少はオリジナルと音が変わっているとは思うけれど、ネットワークがウーファはハイカットせずにスコーカとツイータのローカットだけというシンプルな構造なので、音の支配要因はウーファーだと思ってあまり気にしていない。それと、フロントバッフルが黒だったんだけれど、サンドペーパーをかけてからブルーに塗装した。
「プレーヤは1982年、スピーカは1985年の組み合わせで、調子よく鳴らす」ってのはとりあえず断念したけれど、LPの音がJBLから出るようになって、これはなかなか嬉しいものだ。
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