自分の会社の決算は1-12月だ。会社設立は3月だったけれど、意識して個人の確定申告が暦年であることに合わせた結果でもある。今年も、会社の2016年度決算と確定申告が終わった。税金も全部一括で払っちまった(消費税も法人税も何もかも含めて、一括で払っちまえるほどの額でしかないw)。
2016年は、会社の新規事業として店を開店したときの設備の費用等で発生した会社の「欠損繰越金」(さすがにオレの会社の規模で単年度黒字を維持しつつ店を出すのは難しいw)を減らすために、自分の役員報酬を減らして会社の利益を多めにした。
ま、欠損繰越金は、いつまでも繰り越せないとか、利益が出ないと増える一方で減らせない(これは洒落にならん)とかなので、利益が出ているうちに相殺して、その年の法人税を最適化にするのだな。欠損繰越金を遥かに超える利益が出ちまいそうなときは、ゴメンナサイ働き過ぎました、と罰金的に利益に応じた税金を素直に払うか、なんか経費を使うか(店をもう1軒、的なww)する。
自分のことは、役員報酬が少なくても自分の会社に「短期貸付金」(各種経費の精算や役員報酬等をいちいち受け取らずに会社に貸した状態にしてあるお金。会社のキャッシュフローの一部でもある)があるので、それを会社から少しずつ返済してもらえば「小遣いには困らない」という状況を維持できる。
つまり、
・欠損繰越金があるときに会社の利益を出して、相殺して法人税を最適化(消費税は別)
・役員報酬を減らして、翌年の所得税、地方税等の税金を最適化
ということが、自分の会社を持っているとできるわけで、これは脱税でもなんでもなくて、単に納税の最適化、あるいは年による納税額の変動を平準化(減るのはまだしも、増えるのはキツい)しているだけなのであるな。
ま、そういうわけで、去年のオレの収入は見かけ上は減ったので、傍からは「深刻所得」に見えるかもしれない、、、ww
このダジャレを言いたいがために、こんな駄文を書いているのであるがw
ま、でも、こういうことを考えていると、「法人税は減税」「消費税は増税」なんてのは、まったくおかしな話であって、企業の内部留保が増える一方になるだけなのではないか、と思うのだな。
・法人税を高くすると企業は税金を払いたくないので利益を出したくなくなる
・その結果、新規の事業投資や設備投資、あるいは人件費に回して金を使い、利益を圧縮して税金を最適化しようとする
・設備や事業への投資は、世の中に金が回ることを意味する(潤う会社や取引先が増える)
・社員の給料が上がると、社員が個人で払う税額が増える(源泉徴収だが)し、何か買う気になるかもしれない
・消費税を下げると消費は拡大する(はず)
ということになると思うので、今の日本がやろうとしていることは話が真逆なのではないかと思うのだな。
ま、税金(社会保険や年金も同様)ってのは、払った(本来、納めたというべきではあれどw)金がどう使われるのか、にはまったく興味がなくて、法律や制度の枠内でちゃんと払うという前提でできる限り最適化する、ってだけなんですが、、、。
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