最近は、店が定休日の火曜に店まで上って行ってWebの仕事をしていることが多い。アパートはロクな暖房が無くて薄ら寒い(エアコンはあるが暖房にはほとんど使わない。ストーブを買う気にもならない)というのもあるが、仕事の合間に「まかない」を作って食うことができる、というのも大きい。
御殿場は火曜休みの店が多いので、アパートで仕事をしているとけっこう昼飯に困ったりするし、朝飯にしても松屋かサブウェイか駅そば、あるいはコンビニということになる。店には週末に売れ残ったカレーもあるし、写真のように袋ラーメンに普段仕入れている肉屋さんの特製チャーシュー(毎朝、ドラム缶みたいなのに吊るして作っていて昼前には売切れてしまうことが多い)を乗せて食ったり、丁寧に「洗い米」をして美味い飯を炊いて食うなんてこともできる。
アパートは、キャンプ用ガスバーナー1個と電気湯沸し(保温機能なし。沸かすだけ)しかなくて、基本、調理はしないことにしている。袋ラーメンであれば、これもキャンプ用のコッヘルで作れなくもないが、実は丼も胡椒も辣油もない。
ところで袋麺というのは、バナナといっしょ(ローソンなどでエクアドル・田辺農園の酸味のある美味いバナナを1本単位で売っている。1本100円だが何本も房になったのを300円くらいで買っても持て余すだけ)で、コンビニだと1個100円だけど1個売りしていてありがたい。AEONとかだと5個パックとかになってしまって単価は安いけど、5個も食わんでよし、そんなにしょっちゅう食わんでよし、ということになる。
それに袋麺が食いたいのではなくて、このときのようにネギとかチャーシューとかがたまたまあってそれを美味しく食うために、その1回のためだけに袋麺が必要という状況なわけで、5個パックとかだとまず買う気にならない(味噌、塩、醤油、博多豚骨、担々麺が各1個で5個パックなら考えなくもないがw)。
アパートでは、基本、調理をしない、というのは、生ごみだの買い物(1人なんで毎日作らないと食材がたいてい余る)だのが面倒というのと、外食が人生の大きな楽しみの一つであるということはもちろんだけれど、調理器具や食器、炊飯器などをアパートと店の二重持ちにする気にはならないから(いつも一式をクルマに積んでおいて毎日運ぶ、という手もなくはないがw)というのもある。
それと、店だと何よりコーヒーが美味い。トミオフクダ・ブルボン、バリアラビカ神山、アパートの近所の焙煎屋さんのオリジナルブレンドなど、店で出しているコーヒーが飲める。その都度豆を挽いてペーパーフィルターで自分で淹れる。アパートだとドリップパックかインスタント(買い忘れていることも多いし、なかなか美味いドリップパックはない)だし、一番近いコーヒーが飲める店はコメダ珈琲なのであまり行く気にならない。
以前にも別なエントリで書いたけれど、
ここで、まともなコーヒーが飲めるからとフィルターだ豆だなんだと買い始めると、買い物が買い物を呼んで際限がない。なんだかそれは違う気がしていて、アパートではキャンプ的な制約を楽しむ、という感じなのだな。そもそも、朝にアパートでゆっくりコーヒーを飲む、なんてのは「業務上、火曜の朝だけ」なのだ。
という話は相変わらずなので、コーヒー道具もアパートに揃える気はない。
これ、オーディオについても同じことが言えて、30年以上使っているJBL4312でアナログからCDからなんでも大きな音で聴けるのも店ならでは。でも、アパートにはCDラジオしかない。じっくり聴く時間もないし、アパートなので大音量は近所迷惑でもある。問題は、CDなんてものこそ二重持ちにするわけがないので、聴こうと思ったCDが店にあるのかアパートにあるのか分からなくなることだ。
唯一、アパートと店の両方に置いてあるのはパソコンだ(ま、他にもギターとか多少あるが)。ほぼ同一スペックのパソコンが両方にあるから(さらにもう1台持ち歩き用がある)どこでも仕事ができるし、店を営業していても合間の時間に仕事が進む。ネット回線がアパートだとWiMAXだけど店はADSL(光ファイバが来ていない地域)というのも、店で仕事をする方が若干快適な要因の一つだ。
いずれにしても、店を営業する日は、朝はアパートでは多少仕事したりシャワーを浴びるくらいですぐに店に移動、夕方まで店で過ごして帰ったら、すぐに駅の周りに晩飯を食いに行って酒を飲む。飲んで帰ってきたら寝る。店が休みの日は、早朝から東京出張ということが多い。つまり、アパートに長時間居ることはほとんどない、という生活なので、アパートでモノを充実させるとか、寛ぎの我が家だのリビングだのといった話とはまったく無縁。ま、1人だから多少の不便も自分さえ納得していればたいしたことないし、(あまり価値を見いだせないモノなど含めて)アレを買わなきゃ、的なことがほとんどないのがとても楽でもある。
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