先日、某タイヤショップで「けんもほろろ」(無愛想に人の相談などを拒絶するさま。取りつくすべもないさま:広辞苑 第七版)な対応で呆れたのだが(タイヤ業界、いつからそうなった!?)、クルマ関係の人に話をしたら「それは信じられない!?」という反応だったので、気を取り直してチューニングも手掛けている自宅近くの別のタイヤショップに行ってみた。
結果、こちらの要望を踏まえてカタログを何冊か調べてくれて、「あー、このクルマだと15インチの方が標準なんですね」という感じでサクッと理解してくれた。適合するホイールを数種類、タイヤも特徴を教えてくれつつ数種類、サクッと提示してくれる。やっぱり、タイヤショップというのは、こうじゃなきゃね。
オレは間違っていなかった、と安心して、ホイールはこれで決まり、タイヤはこれとこれでどっちが良いかな、という感じで、ホイール1種類にタイヤ2種類の2つの見積りと納期を連絡してもらうことにした。すぐに見積もりの連絡がきて、アルミホイールとタイヤ、工賃込みで、ディーラーだとホイール一式にも満たないくらいの金額で済む(そうはいっても10万円台だが完全に想定内)ことが分かった。
1週間くらいでタイヤとホイールが入荷したとの連絡が来たので、約17,000キロ走ったタイヤを換装した。めでたく、当初想定通り、195/45 R16(特別装備品)から185/55 R15(このクルマの標準サイズ)にインチダウンすることができた。タイヤ外径はほぼ同じだし、はみ出していないし、干渉もない。同じ車種の標準サイズなんで車検も問題ないはず。
既にして峠道を振り回したりしないので、静粛性と省燃費を重視したタイヤにして快適さを向上させた。ホイールは、ヒトデみたいな形からスポークタイプに変更(デザインは好き好きなんだが)。センターキャップ無しでボルトが緩んだらすぐに分かるような形状。ボディカラーがマット仕上げなので、ホイールもマットな感じにしてみた。測定してはいないが、けっこうバネ下は軽くなったはず。
さっそく首都高に乗って、制限速度で都心環状線を一回りしたりして約70キロを走り、表面を一皮むいてタイヤの慣らしはほぼ完了。タイヤのサイズ変更と静粛性重視の結果、さすがに乗り味はマイルドになった。でも、フニャフニャした感じはない。ハンドル操作も軽くなった。エコタイヤゆえの燃費向上、ブレーキ性能、ハンドリングなど、本当のところが分かるのは、ちょっと遠出してワインディングなどを走ってみてからかな。
今乗っているクルマは基本的にはとても良いのだけれど、当初から「幅広扁平過ぎるタイヤ」と「ヒール&トゥが不可能なペダル配置」の2点だけが気になっていた。タイヤについては、これで一件落着。峠に行かなくなったので、ヒール&トゥは封印で問題なし。あと、195/45 R16はタイヤの銘柄がかなり限られるけれど、185/55 R15ならそこそこ選べるし同じようなグレードなら16インチより安いというのが、先々の話としては良いところ。
一応、エコタイヤにしてみたのだけれど、元のタイヤ(ちょっとスポーティ寄り)でも、東名高速でリッター31.2キロを記録したことがあるので、タイヤの性能云々よりも走り方の方がはるかに効くとは思うのだけれどね。
ま、でも、足元を思った通りの感じに刷新するのは、気分が良いものだ。サクッと対応してくれたタイヤショップに感謝。外したホイールは、一応、このクルマに限定装備のものなので、自分では使わないとは思うけれど、将来(売りに出す可能性はなくはない)のためにベランダに保管(マンションで駐車場は青天なのでね)。
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