新たに「インドカレー・ラボ」というブログを始めました。
「インドカレーは自分でつくれ」(平凡社新書)の筆者である田邊のカレー研究ブログです。和の食材を生かしたインドカレーを考えて、作ります。
レシピはもとより、御殿場駅前の「ツーリスト・ハブ・トレイル」での販売予定などをお知らせします。
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2020/09/20 カテゴリー: Current Affairs, Food and Drink | 個別ページ | コメント (0)
今週末から中央競馬は無観客での札幌開催だ。
親父が薄野で居酒屋をやっていた関係で、競馬場に酒を入れている酒屋からバイトの声が掛かって、毎週、札幌競馬場で働いていた。自宅からは自転車で20分くらいだった。
パドック脇の売店が拠点で、客にビールやオロナミンCを売るのは毎年来ているおばちゃん達で、オレはスタンドの最上階までビールだの板氷だのを運んだり、空き瓶を回収してきたり、なんて力仕事だった。パドック脇なので、空き瓶を割ったりすると馬が驚いちまうので片付けは慎重に、だった。
ビールは、1回に大瓶3ケースくらいを担いで特観席まで登っていくのだった。行きは中身が入っていることを覚悟しているので、重いことは重いもののそれなりに用心しているのだが、空き瓶を回収するときは、空だと思って4ケースくらい担ごうとすると、けっこうな飲み残しがあって思ったよりはるかに重くて危ないのだった。
当時から腰痛持ちだったので、かなり用心していたけれど、そんなに飲み残しがあるとはまったく想定外だった(オレなら瓶ビールを開栓したら絶対に全部飲むw)。
ビールは重いだけだったけれど、氷は業務用のデカい板氷で、重い上に持ちにくく、さらに最上階に着くころには、両手・両腕がすっかりかじかんでいるのだった。
当時の札幌競馬場は、ダートだけだった。バイト代は馬券に消える、ってのはお約束だ。
ずいぶん前の夏休みに札幌に行ったときに、久しぶりに札幌競馬場に行った。札幌の芝コースを現地で見るのは、このときが初めてだった。その日はメインがクイーンステークスで、パドックで良く見えた3頭で決まって3万円くらい勝って、薄野に飯を食いに行った。
ヤマカツスズランで調べてみたら2001年だった。10年くらい前かと思っていたが、もう20年も経つのか、、、。
ビール3ケースは結構な重さではあれど、当時は、エレベーター設置前のビル建設現場で、内装用の石膏ボードをすべての階に運び上げる、というバイトもやっていて、サブロクの9mmなら10枚、12mmなら8枚くらい(90kgくらいか?)を1回に持って階段を上っていた。おかげで、背筋力は280kgくらいあった。
仕事がある日は、午前中1カ所で5000円、午後別のところで5000円で石膏ボードを運んで、夜は夜間清掃のバイトで5000円。1日1万5000円だったが、1カ月休まず働いても45万円にしかならず、しかも税金を抜かれる、ということに気付いて、これは人生はヤバいと思ったのだった。
そして、新卒で国産コンピュータ・メーカーにシステムエンジニアで就職したら、手取り11万円で、ますますヤバいと感じたのだった。
#爺さんの昔話
2020/07/22 カテゴリー: Current Affairs, Life | 個別ページ | コメント (0)
首都圏の鉄道各社は、3月4月の定期券の売り上げが飛んでしまって大変、ってことだけど、オレの場合、昔から定期券ってのが貧乏くさくて嫌いだったんだよね。
会社支給の定期券ってのは「経路指定の現物支給」だったけれど相当する現金を支給しろ、といつも思っていた。
経路指定ってのがまた貧乏くさくて、自宅も職場も最寄り駅ではなかったり、最短あるいは便利な乗り換えではない、なんてのが普通だった。都営地下鉄の御成門駅出てすぐのビルに通っていたことがあるけれど、日比谷線の神谷町からトンネルくぐって歩いて来い、という経路指定だったw 総務かどこかに鉄道に詳しいバカがいて「社員に我慢させるとほんのちょっと安くなるルート」などを入れ知恵していたのだろう(当時は乗り換えアプリなどない)。
まったく貧乏くさい。
食うに事欠くくらい貧乏だったってのもあるけど、定期券はいつも払い戻して、オートバイで行ったり、バス(都内のバスは電車を補完していて覚えると便利。安いし)を使ったり、電車に乗るにしても好きな経路で会社に行っていた。払い戻すときに駅員が「会社支給のものではないのか?」などと問い質してくるのも、マジで気に食わなかった。オレの勝手だろ、定期券ではない通常の料金で乗るんだよ、ったく。
会社も貧乏くさいが、鉄道会社もかなり貧乏くさい。
綱島>(東横線)>渋谷>(半蔵門線)>永田町
という定期券だったときがあって、渋谷でいったん改札を出て地下鉄に乗り換えるのだった。そこに目黒線、南北線直通という新線ができたので、
綱島>(東横線)>日吉>(目黒線)>目黒>(南北線)>永田町
というルートでも行けるようになった。日吉は綱島の隣駅で目黒線の始発だ。始発に乗って乗り換えなしで目的地まで行けるわけだ。
しかし、目黒線と南北線は直通なので一度も改札を出ない。このため、永田町では「渋谷から乗ってない」という認識になるらしく改札を出られないのだった。混雑緩和目的で東横線と目黒線のどちらでも都心に向かえるようにしたのに、空いている方を選べない、というクソな定期券だったのだ。
だから定期券ってのは、貧乏くさくて嫌いなのだ。
今では、渋谷も東横線から地下鉄に改札出ずに乗り換えられるようになったから、上記のクソな状況は解消したかもしれないが、定期券なんてものは持たなくなって久しいので、確認はしていない。わざわざ不愉快になることもあるまい、でもある。
そもそも、3カ月分も先に金を払ってしまう、ってのがバカげているw Suicaなんかは、先に金を払っているようで実はカード払いなので後払いなのが良いところだ。
とにかく、定期券ってのは、電車やルートの選択、つまり行動自体をそれに縛られる、ってのが、ホントに嫌なのだな。しかも、無意識に縛られていたりするので困る。
綱島から恵比寿の事務所へ通っていた頃は、定期券は持たずに半分くらいは自転車で行っていた、所用時間は電車より短いくらいだった。当時は、体重はあったけれど体脂肪率は低かったw
2020/05/19 カテゴリー: Current Affairs, Life | 個別ページ | コメント (0)
札幌の会社から封書が届いたのだが、住所が、
北51条東15丁目
いやー、51条とは発展しているなー。ニューヨークみたいだw
札幌ってのは、中心部は基本的に条丁目だけなので、大体の場所がすぐ分かるのが良いところ。歴史を踏まえた味わい深い町名がない(「薄野」にしてもその一帯を指すだけで薄野1丁目などはない)といえばそうなんですが、明治の初めに佐賀から来た島判官が、円山(標高260mくらい)に登って眼下の札幌扇状地を見渡して、碁盤の目の町にすると決めた、という歴史の結果でもあります。
札幌扇状地というのは、札幌の南の山から豊平川が平地に流れ出るときに急に流れが穏やかになって砂礫層が堆積してできた扇状地の名称。札幌は、扇状地の上にある都市なんですね。
だから、南から北に向かって緩やかな下り坂で、南端に浄水場を作ると雪解け水のバージンウォーターで水道水を作れて、しかもポンプ設備無しで末端まで水が行き渡るという上水道的には理想的といえる都市なのです。
今住んでいる御殿場は、富士山の伏流水が源水なので、水道水が美味いですね。最近知ったのですが、御殿場市の水道料金の納付書に「水道料金徴収等業務受託者 ヴェオリア・ジェネッツ」と印刷されています。ヴェオリアってのは、フランスの水メジャーで、水道民営化で一番潤いそうな会社ですね。また、基準の緩い日本(国が意図的に基準値をあり得ないほど緩くした)で放射性廃棄物処理をしようとしている会社でもありますね。御殿場の水道料金徴収とは、なかなか細かいところに食い込んでいるな、と思いました。
2020/04/09 カテゴリー: Current Affairs | 個別ページ | コメント (0)
御殿場駅前で「廃業した映画館をリノベーションして、シアターのあるゲストハウスに生まれ変わらせる」というプロジェクトが進行しています。
現在、下記リンク先で、クラウドファンディングをお願いしています。少額から出資可能です。
https://camp-fire.jp/projects/view/230276
出資者へのリターンとしては、宿泊だけではなく、グッズなどもあります。
世界遺産である富士山の麓に、格安で泊まれる宿泊施設を作る取り組みです。
まずは、日本の皆さんのご支援が必要です。ご支援、よろしくお願いいたします。
このブログを運営をしている私は、飲食業を営んでもいます。とはいえ、夜は「客」だったりもします。
店や仕事の都合で御殿場駅の近くに引っ越した2005年の暮れに見つけて、よく行くようになった地ビールとピザの「HORAANA:ほらあな」という店があります。そこで飲んでいたら、「お店やってるんですよね? 今度、ビアガーデンのイベントがあって出店するんですが、一緒に何かやりませんか?」と店主である勝呂恒介さん(この人の新プロジェクトが、万転ゲストハウスなのです)に話しかけられました。
こういう話は、「ヨソモノ」のおっちゃんにとってはとても有難いものです。すかさず「おっ、いいですね。ありがとうございます。ちょっと何を出せるか考えます」なんてことで、露店で売れるものを考え始めたところ、御殿場は美味いソーセージが手に入るから「ホットドッグか、、、?」と浮かんできました。屋外イベントに合いそうだし、ビールとの相性も抜群です。
勝呂氏とも「じゃぁ、ホットドッグで行きますか。ピザとは違うし、なんか良さそうですね」と合意して、翌日から試行錯誤を開始。味を確認してソーセージはここにしようと決めた御殿場の「渡邉ハム工房」さんに「サイズ指定の特注ソーセージを作ってもらえないだろうか?」と相談しに行ってみました。ありがたいことに二つ返事で引き受けていただけたので、ソーセージに負けないしっかりした味わいのパンを組み合わせて「特注裾野ポークソーセージのBig Hotdog」が完成したのです。
イベント初日、売れるかどうか自信はなかったのですが、まさかの完売。3日間で予定数量を売り切り、予想外の大成功に終わりました。
こんなエピソードもあるうえに、私の御殿場のベースともいえる店のオーナーでお互いに信頼し合っている勝呂氏の新しいプロジェクトですから、全力で応援したいのです。ぜひ、皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。
ちなみに、私が関わっている店「Tourist Hub TRAIL」は、万転ゲストハウス至近です。万転に泊まって、帰る心配なくTRAILで飲んでいただけると最高です。
>万転ゲストハウスのYouTube channel
https://www.youtube.com/channel/UCvUFfTsuGB_aJt2_fH-VbQA
2020/03/05 カテゴリー: Current Affairs, Life, Travel | 個別ページ | コメント (0)
1月14日でマイクロソフトがWindows 7のサポート終了ということと、その前週のある夜に寝付けなかった(飲みが足りない)ので、懸案事項だった2012年型Windows 7のVAIOをWindows 10 にアップグレードした。ライセンスが切れたウイルスバスターをアンインストールして再起動してから、アップグレード開始。
実は、対象となるWin7マシンがもう1台あって、そっちの方が重要なので、まずはこのマシンでアップグレードの練習だ。今や、新しいPCを買っても5万円しないくらいではあれど、アップグレードを経験しておくのも悪くないかな、ということで。
過去に一度、Windows 8.1 の Dell を10にアップグレードしたことがあるのだけれど、ドライバとの相性が悪い感じで不安定かつ重くなったので、すぐに元に戻した(10日以内なら簡単に戻る)ことがあるのではあるが、WindowsもPCもそれなりに更新されてブラッシュアップされているのではないかというのと、7はもう後戻りできないので、ということで。
結果、アップグレードの所要時間は90分ってところで、けっこうサクサク動くようになった。データは全部移行完了していて、ブラウザのタブまで覚えている。オフィス、メール、ブラウザなど、普段使うものは全部前と同じ状態で動くことを確認、完璧に移行が完了した! これは嬉しいなーww
このサイトに感謝です。
・まだ可能!Windows 10 への無償アップグレード方法【2019年版】
先に触れた2015年型のDellをWin10にしたときは、下記のブログのような感じだったのだが、今回は、さらに古いマシンなのに重い感じはしない。ま、まだ油断ならないものの、今回はもうWin7には後戻りできないのでどうしようもない。
そういうわけで、Windows 10にした2012年型のPC(CPUは1.7GHzのi5 でメモリは4GB。元はWin7)が、別のWin8.1マシン(CPUは2.2GHzのi5 でメモリは8GB)よりもサクサク動いてびっくりだ。Windows 10は最新バージョンではパフォーマンスをかなり改善した、ということなのだろうか? その後、もう1台、2.4GHzのi3、メモリ4GBのマシンを10にしたのだけれど、これも7のときよりサクサク動いている気がする。
さらにしばらく使ってみて、とりあえず大丈夫な感じを確認。現役マシンが3台あると、いざというとき(2台同時、あるいは立て続けに壊れる、を経験済み)安心だ。
メイン回線はWiMAXなんだけれど、アップグレードに必要な帯域は、多分、5GB以上だったと思われる。「ギガ放題」じゃなかったら、月末まで128kbpsになるところだった。
いや、それにしてもホントにサクサクしているなー。この2012年のVAIO Win10をメインマシンにしてしまおうか、、、w その後の8.1よりマジで快適だ。
「Windowsマシンは、ハードそのままにOSのメジャーアップグレードはしてはいけない。買い替えろ」というセオリーは過去の話になったのか? こうなったら、2台ある8.1マシンも10にするか? いや、やめておこう。7 → 10は、移行ツールもこなれていたからだ、と考えることにしよう。8.1はまだサポートされるので、余計な事をしてトラブルが発生して時間を食っても阿呆くさい。
と思っていたのだが、数日後にいまひとつ調子の出ない2015年のWin8.1のDellを10にアップグレードすることにした。ディスクが足りないとアレなので、64GBのUSBメモリを買ってきた(2000円しない)。
これは、持ち歩き用なんだけど、なんとなく遅い。i5 なんだけれど、前年のi5マシンよりなんとなく遅い。ただ、バッテリー駆動の時間が長いので、1泊2日ならACアダプタ不要なのが良いところで、持ち歩きのメインマシンなのだ。
夜中に前回同様の手順を踏んで、Win10 の構成プロセスに入ったので(その後、アップデートを全部適用したりで何度も再起動しつつ時間がかかる)、ひと眠りして起きたら無事に完了していた。
事前に調べてみたら、ストレージの空き容量が足りないとアップグレードできない、その場合はUSBメモリなどで一時的に外部記憶を補完しろ、なんてことだったので、USBメモリを買ってきたのだが、使わずじまいだったw 13GBくらいしか空いていなかったのだが、その程度で十分なのか。ま、USBメモリは、2000円しなかったし、今使っているのがそろそろ一杯なんで、ま、良しとしよう。
結果、やはり多少は動作が軽くなった気がする。これで、7が2台、8.1が2台のうち、3台を10にしたことになる。残るは、これまでメインマシンとして使っていた8.1が1台だが、これは調子は悪くないので、しばらくこのままで行くことにする。
とはいえ、最後にWin10にしたPCは、10のリリース直後にアップグレードしたら、調子悪くなってすぐに8.1に戻した前科のあるマシンなので、油断せずに経過観察だ。8.1に戻せるのは、移行後10日間だけなので、来週いっぱいこれで仕事してみてから判断しよう。
などなど、いろいろあった挙句、結局、Win7サポート終了につき引退を考えていた2012年のVAIOがWin10で意外にも復活したので、アパートでのメインマシンとすることにした。ディスプレイは小さいけれど、外付けディスプレイをメインのデスクトップ画面にするので問題なし。キーボードもどのマシンでも外付けを使うので、キーボードのタッチなどは関係ない。いずれにしても、2012年型ということで、先はそう長くないと思われるので(ソニーだしw)、2014年と2015年のマシンは温存&持ち歩き用として大事にすることにしよう。データなどはほとんどがクラウドにあるので、メインマシンを変えるのにそんなに手間はかからない。
実はこの2012年のVAIOは、買った当初からたまに「Operating System Not Found」でOSごと全部落ちる、という不安定な代物だったのだが、メンテに出してもどうせ「再現性がない」などと戻ってくることが見えていたので、騙して使っていた。その後、3年の保証期限の目前にキーボードコントローラーがダメになってメンテに出して、その時についでにSSDの組み直しをしてもらった。そのせいかSSD組み直し後は、かなり安定して動くようになった。ほとんどいつも外付けキーボードなのに、キーボードコントローラーがダメになるんだから困ったものだな、とは思ったが。
今回は、無駄に最新マシンを買わずに済んだのが嬉しいね。去年の9月、消費税増税前に1台買おうかと思ったけど、10万円なら2000円しか変わらない、ってんでやめて正解だった。
いやー、それにしてもマジで快適だ。その後に買った2台(2014と2015のi5マシン)より、メモリ半分(4GB)なのにサクサクしている。Win10に8GBは要らない感じだ。CPUのクロックだって遅いのに、、、。グラフィック処理のチップが速いのかな? 古いマシンに最新OSで前より快適、ってのは、ちょっと新しい体験だなーww Windows 10はブラッシュアップされたなー、などと天下のマイクロソフトに対して「大変におこがましい(激おこ)」物言いをしたくなる。
しかし、2台アップグレードしたと思ったら、途端にこれだ。
・米NSAがお手柄--「Windows」の深刻な脆弱性を発見、報告
10だけが問題で8.1は問題ないのか、困ったモンだな。
PCだのITだの。この穴掘って埋める感じが堪らないね。
2020/01/17 カテゴリー: Current Affairs, Web/Tech | 個別ページ | コメント (0)
WirelessWire Newsに連載したカレーの話が本になりました。
連載は、こちら。
「インドカレーは自分で作れ インド人シェフ直伝のシンプルスパイス使い」という平凡社新書です。
2019年12月16日発売です。
2019/12/04 カテゴリー: Books, Current Affairs, Food and Drink, Life | 個別ページ | コメント (0)
1989年から21年間乗ったクルマを廃車にしてから、しばらくの間、クルマはリースだった。リースで2台乗ったけれど、税金や車検代、定期点検などが、含まれた月額リース料にはそれなりの割安感はあるものの、クルマのメンテナンスという観点からは、快適ではないと思われるところもあった。
いま乗っているクルマは、リース2台目のSUVがモッサリしていて性に合わなかったので、リース1台目だったマニュアルミッションの4ドアセダン(けっこう気に入っていた)を中古で探して買ったものだ。東京、神奈川、静岡で検索して1台しかなかったということもあって、現物を見に行って即決した。リース1台目とは、色が違うだけでほぼ同じクルマだ。
既に1年ちょっと乗っているけれど、月に1000キロ以上走るし、前回のオイル交換から6000キロ近く走ったので、オートバックスの10%オフのDMに釣られてオイル交換をしてきた。予約したので迅速だし、会員なので交換工賃はかからない。エンジンオイルだけ買って、それが10%オフで済んだ。
オイルやタイヤというのは、徐々に劣化してきて、交換すると劇的に改善する。だから、お金をかけただけの効果を感じやすいのが良いところだ。半面、新しく入れた、あるいは装着したものの本当の実力や品質は、比較対象が直前までの劣化したものなので多少隠蔽される、ということはある。
リースだったときは、半年点検にオイル交換が含まれていたのだけれど、オイルも指定できないし、フィルターを替える替えないも、自分では決められなかった。やはり、自分でタイミングを判断してショップに持ち込んで、好きなオイルで、というのが快適だ。
リースだと定期点検のついでに劣化したワイパーブレードだの、交換時期になったエアクリーナーだのを交換したりすると、そういう「リース契約に入ってないモノ」はディーラー価格でかなり割高になる。
特に呆れたのは、スバル車をリースしていたのだけれど、スバルの四輪駆動システムを支えているはずのミッションオイルとデフオイルの交換が、リースの整備範囲に入っていないことだった。ちなみに、マニュアルには4万キロで交換せよ、と書いてある。
月間1000キロで5年リースで6万キロというのが一般的な契約なんだが、5年で4万キロ乗る人はいない、ということなのだろうか? むしろそれだったら、数少ないヘビーユーザーに限られることなのだから、そのくらいは整備範囲に入れておくべきだろう、と思う。
マニュアル車のクラッチ交換もサスペンションのダンパー交換も当然入っていないが、この辺りだと6万キロなら交換不要かとも思う。ブレーキ液なんてのも定期的な交換対象なんだけれど、入っていたかな? さらにもう一つ、呆れたというよりウケてしまったのは、電子キーの電池交換がリース範囲外だったことだ。
結局、細かいことはよく知らないユーザー相手に最低限のことをやっておけ、という感じで、自分のクルマを自分の基準で良いコンディションに保つ、ということがリースだとやりにくいのだった。これが、どうにもリースが快適に感じられなかった理由だと思われる。リースの場合、減価償却など関係なくて、月々の経費にできるというのは、会社経営的には楽ではあるのだが。
「クルマ本体と税金等の諸経費、法定点検費用だけ」というリース契約が選択肢にあるのが良いと思う。そういうのもあるけれど、普通は提示しないことにしているのかもしれないが。
そういうわけで、久しぶりにオートバックスに行ったので、冬用のマイナス30℃まで凍らないウインドウ・ウォッシャ液やワイパーブレードなどを買ってきた。DMにあった景品の「マルチケース」ももらってきた。先を取り換えられるラチェット・ドライバーなどを入れておくのに丁度良い。
カー用品というのは、なんかチマチマしていたり、局所最適で割とどうでもよかったりで、そこはかとなく貧乏くさい感じもあるのだけれど、オートバックスの店内を見ていて今回は、「そろそろ、もみじマークでも付けるかな?」などと浮かんできてしまうのであったww
まだちょっと先のことだけれど、8万キロくらいで、クラッチとダンパーを交換したいと思う。
2019/11/30 カテゴリー: Current Affairs, Life, Mobile | 個別ページ | コメント (0)
自動車走行税、5円/kmなのか!?
これ、ただでさえ不景気な田舎の生活を直撃だよね。
オレでさえ、年間1万5000kmくらい走るんだから。
車種も排気量も関係ないのか?
EVやカーシェアが増えると、既存の税体系では税収が減る、ってことらしいけど、単にクルマの台数が減ってしまって税収もクソもない、ってことになるのではないか?
現在の燃料への不当な課税の見直しとセットならまだしも、、、。
走行距離の把握にGPSを使う、なんてのもピントが外れている。そもそも、そんなシステムで勝手に割り出した走行距離を信用して金払え、ってのがダメ。どういうロジックなんだかも分からんし、システムにはバグが付きモノだ。
車検やクルマを手放した時なんかに走行距離を誤魔化すバカがいるからなんだろうけど、そっちを厳罰化すれば済む話だ。走行距離ってのは、中古車の価格を決める主たる指標の一つなんで、これをGPS化しないと信用ならんというのは、現在の中古車市場自体を否定しているに等しい。
なお、クルマをリースで使うと、同じ車種でも、想定する走行距離によって、月額のリース代が異なる。オレは、国産の200万円くらいのクルマをリースでしばらく使っていたが、月間1000キロから250キロ刻みで走行距離を選ぶことができた。田舎に移ってほぼ同価格のクルマに乗り換えたときに、走行距離が増えると予想されたので、月間走行距離を250キロ増やしたら、数千円高くなった。ディーラーに聞いたら、リース代は走行距離のウエイトが高いとの回答だった。
これにさらに走行税ってのは、クルマの所有形態についての現状認識について抜けているところがあると思わされる。
マジで燃料の税体系を見直さないと、燃費の良いクルマに乗っていると、ガソリン単価換算するとエラいことになるww
・リッター25キロのプリウスは、140円/Lのガソリンが25キロ×5円で125円上乗せになる計算なので265円相当に
・同じくリッター5キロのマスタングなんかなら165円相当で済む
本末転倒感が面白すぎる。
この人のブログ、分かりやすい。
・自動車走行税いつから始まる?車の税金の種類
2019/09/17 カテゴリー: Current Affairs, Mobile | 個別ページ | コメント (0)
アードベッグの新作「トリー・バン 19年」。
一度は潰れかけたアードベッグをグレンモーレンジが救済して20年余り。本格的に蒸留を再開したときのモルトをここに来てリリースした入魂の作だと思う。
これがなんと定番商品ということらしいので、今回は2000年蒸留のモルトだけれど、来年は2001年のモルト、次は2002年のという感じで毎年出てくるのだと思われる。今回の最初のバージョンが、来年以降を判定する「メートル原器」になるのではないだろうか。
アードベッグには、かつては「30年」なんてのもあったけれど、確かにまろやかではあるけれどアイラらしさという意味では熟成とともに失われるものもある、ということも感じられた。しかし、今回のトリー・バンにはその感じはなく、アイラモルトとして最高レベルのバランスと完成度だと思わされた。
アードベッグはグレンモーレンジによって再生されてから、「ベリーヤング」「スティルヤング」「オールモスト・ゼア」などを順に出しつつ、10年かけてスタンダードな「TEN」を完成させ、「アリーナムビースト」「ガリレオ」「アードボッグ」などの特別バージョンも交えつつ、今回のトリー・バンまで持って来たわけで、蒸留所長のドクター・ビル・ラムズデンは本当に素晴らしいエンジニアだと思う。
以下、参考リンク。
>プレスリリース
>オフィシャルサイトの「歴史」
>2004年に書いたベリーヤングについての駄文
2019/09/06 カテゴリー: Current Affairs, Food and Drink | 個別ページ | コメント (0)