アルはジャガイモ、ゴビはカリフラワーということで、アルゴビは完全ベジタブルなカレー。汁気をどの程度にするかで、でき上りの印象がずいぶん違うのが面白いカレーだ。
トマトベースのマサラで多少の汁気を残しても良いし、最初から粉吹きイモにカリフラワーが入っていてインドスパイスがまとわりついている、というドライな感じに仕上げても良い。いずれにしても、ジャガイモとカリフラワーの美味しさと食感が良く味わえるカレーだ。
今回は、トマトベースのマサラを感じさせるように作ってみた。「アルジラ」にカリフラワーを足しただけ、ともいえる内容で、気を付けるべきは、ジャガイモの品種による火の通りやすさと煮崩れやすさ、カリフラワーに火を入れ過ぎない、という点だけ。
多少、汁気があるかな、くらいの段階でガラムマサラを振り入れて火を止めて冷ますと、ジャガイモとカリフラワーが水気を吸い取って味が沁みて丁度良くなる。完全ベジタブルなので、冷めてもビールのつまみなどで美味しく食べられる。
こういうカレーをビシッと辛く作って、チャパティに挟んで食べるのがとても良い。