ひよこ豆のカレーに鶏胸肉を追加しただけ、といえばそれだけのカレーではあれど、基本の組み合わせというかなんというか、シンプルに美味い。チキンだけのカレーよりスパイシーでもある。
ひよこ豆は、200gのパックで乾燥豆が市販されているので、1回に作る量として丁度良い。ひよこ豆は、冷凍しても食感の変化がほとんどないのも、半分は来週食べるなどということが可能なのでありがたい。これは鶏肉にもいえることではあるが、豆のカレーだけを冷凍しておいて、食べるときに生の鶏肉を追加して、煮え端を味わう方が良いだろう。
唯一の留意点は、乾燥ひよこ豆は1晩浸水させなければならないので、思い立ったら食べられるのは明日、ということである。だから、冷凍できるのがありがたい、ともいえる。
【材料】
・乾燥ひよこ豆 200g(1晩浸水しておく)
・鶏胸肉 500g
・トマト2個
・タマネギ1個
・ニンニク、ショウガ 各30g
・ピーマン 2個(なくても良い)
・ホールスパイス:コリアンダー、クミン 各15cc
・パウダースパイス:パプリカ 30㏄、ターメリック 15㏄、カイエンペッパー 5㏄
・ガラムマサラ 5cc
・塩 10gと少々
・水 1リッター
・バター、生クリーム(なくても良い)
【手順】
・浸水しておいたひよこ豆をざっと洗って、1リッターの湯に塩を加えて茹でる
・その間に、ニンニク、ショウガはみじん切りかすりおろし(ショウガの方をちょっと粗めに)、タマネギはみじん切り、トマトは粗みじんにする
・ホールスパイスをスパイスミルなどで粗く潰しておく
・鍋にサラダ油を敷いて、ホールスパイスを熱する
・香りが出てきたら、ニンニクを加えて炒め、わずかに色が付いてきたらタマネギを加えてさらに炒める
・タマネギに油が回ったらショウガを加える
・玉ねぎが透き通ってきて、全体が馴染んできたら、トマトを加える
・トマトが煮崩れて、全体にペースト状になったら(木べらなどで鍋肌に押し付けると滑らかになる)、パウダースパイスと塩少々を加えて火を通しカレーベースとする
・食べやすい大きさに切った鶏肉を投入し、表面が白くなってきたら、ある程度柔らかくなった(25分くらい)豆を煮汁ごと合わせる。煮汁の量は、全部入れて良いが、全体のとろみなどがあまりに水っぽいと感じられたら8割から9割程度とする
・肉に火が通る頃に、ピーマンとガラムマサラを投入して火を止める。ピーマンは余熱で火が入って鮮やかな緑とシャキッとした食感が残るくらいが良い(省略しても良いが)
・このとき、バターを20gくらい、あるいは生クリーム少々を加えて全体に溶かし込んでも良い
・塩気を確認して足りなければ塩を少しずつ足す(豆の煮汁の塩気が中心なので塩気がキツイということはないはず)
・生クリームは、器に盛って食べるときに表面に少し回し掛けても良い(冒頭の写真)
保存は、そのままでも良いし、鶏を抜いて鶏の味が出た豆のカレーだけを保存しても良い。食べるときに鶏を入れても良いし、鶏団子(市販品で十分)などを入れるのも楽しい。
・参考リンク
ひよこ豆のカレー 2020/09/21
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