「キーマカレーは万能のカレーベース」のエントリでも書いたけれど、キーマカレーに蕪を入れると非常に美味しいカレーができる。蕪はインドカレーと好相性だ。ポイントは、蕪に火を入れ過ぎないことに尽きる。
まずは、基本のキーマカレー(末尾の参考リンクを参照)を作って、そこに皮をむいてくし型に切った蕪を入れる。まだちょっと早いかな、という段階でカスリメティを振り入れて火を止める。余熱で九割くらい火が通るようにしておくと、残った分は再加熱で丁度良い感じになる。もちろん、蕪の食感はお好みで調整して全く問題ないし、その場で全部食べるなら、十分に火を通して好みの食感に仕上げる。
ただし、いったん冷ますと、冷えるときにカレーの味が蕪に沁み込む、蕪の風味がカレーに沁み出すということもある。この辺は、和食の大根の煮物などと同じと考えて良い。
蕪の葉は刻んでおいて、食べる直前に温める段階で投入する。全体が温まって葉がくたっとしてきたらガラムマサラを振り入れて火を止める。葉物とカスリメティは好相性なのだ。
器に盛りつけたら、そのまま食べても良いが、針生姜をトッピングするとフレッシュな生姜の風味が蕪にとても良く合って、さらに美味しく食べられる。
・参考リンク
基本中の基本、鶏挽き肉の「キーマカレー」
蕪とチキンのカレー
シンプルなチキンカレーから「蕪とチキンのカレー」へ