エビとブロッコリーは、炒め物やサラダには定番の組み合わせなので、インドカレーにしてみた。
エビは、スーパーでほぼ解凍された状態のバナメイエビのパックが安かったのでそれにした。頭は落としてある。殻をむいて、背ワタを取っておく。ブロッコリーは適当なサイズに切って、洗っておく。
鍋にサラダ油を敷いて、カルダモンとブラウンマスタードシードをテンパリングする。マスタードシードがプチプチ鳴り出したら、タマネギのみじん切りを加えて炒める。
タマネギが透明になってきたら、ニンニク・ショウガ・ペースト(ニンニクとショウガのすり下ろしを合わせ、同量程度の水で緩めたもの)を加えて炒める。今回は、ショウガの方を粗めのすり下ろし、量も1.5倍くらいにした。こうすると、でき上がったカレーにショウガが感じられてフレッシュな味わいとなる。食べるときに針ショウガをトッピングしたりすることもあるくらいなので、素材にもよるがショウガは多めで問題ない。
ニンニクとショウガに火が入ったら、トマトの粗みじんを加えて潰しながら炒める。
全体にペースト状になってきたら、基本のスパイス「パプリカ、ターメリック、カイエンペッパー」(2:1:0.5くらいの割合)と塩を加えて、スパイスに火を通しならカレーベース(マサラ)に仕立てていく。ブロッコリーということで、野菜に好相性のカスリメティのパウダーも少し入れてみた。全体が馴染んできたら、ナンプラーをちょっと垂らし、ココナッツミルクをあまり白くならない程度に入れて馴染ませる。
全体にフツフツしてきたら、ブロッコリーを入れてマサラと馴染ませながら火を通す。ブロッコリーの固い部分とエビのサイズから推測して、エビに火が通ったらブロッコリーも丁度良いという状態を意識して、時間差でエビを投入する。
水を適量加えてとろみを調整し、塩気を確認する。塩気が強過ぎるときは、水とココナッツミルクを足す(スパイスと一緒に入れるときの塩は控えめにしておく)。
エビに火が入る直前くらいで、ガラムマサラを振って全体に混ぜ込み、火を止める。
有頭のエビを使って頭と味噌で出汁をとってそれでマサラを伸ばす、という手もあるが、それだとブロッコリーに対してエビの味が強くなり過ぎる感じもあったので、今回はナンプラーをちょっと垂らしてみたが悪くなかった。
エビのカレーにはココナッツミルクが合う。お菓子の材料の乾燥ココナッツをホールスパイスを潰すときに使うスパイス・ミルで多少当たってから入れても食感が残って良さそうだ。
ナンプラーもココナッツミルクも、入れ過ぎるとタイカレーのようになってしまいそうだが、パプリカとターメリックがインドカレーであることを担保してくれるし、あまり厳密に考えずに、自分が食べたい味に仕上げれば良いのである。
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