シーフードとも良く合うのがインドカレー。例えば「ぶり大根」「イワシ」「イカ飯」など。今回は、旬の味ということでホタルイカのカレーを作ってみた。ホタルイカは、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノのパスタの具にしても美味い。だったらインドカレーにも合うだろうと思ったら想像通りのマッチングだった。ホタルイカのワタとカレーの味わいがとても良い。
ホタルイカは、ボイルしたものを使う。下拵えとしては、目玉を取っておくのが必須(嘴や軟骨まで取るのは面倒なので省略w)。
カレーベースの材料は、トマト1個、タマネギ半分、ニンニク2欠け、ショウガも同じくらい。これで3食分くらい。ホタルイカは1食にいくつ入れるかで調整する。トマトは粗みじん、タマネギはみじん切り、ニンニクとショウガをすり下ろして水でちょっと弛めた「ニンニクショウガペースト」を作っておく。
サラダ油でブラウンマスタードシートをテンパリングしてプチプチ鳴り出したら、タマネギのみじん切りを加えて炒める。クタッとしてきたらニンニクショウガペーストを加える。全体に火が入ったらトマトの粗みじんを加えてさらに炒める。このとき用意したトマトの1/4くらいを仕上げ用に残しておく。ペースト状になってきたら、基本のパウダースパイス(パプリカ、ターメリック、カイエン。基本の分量は4:2:1くらいで今回は15㏄、8㏄、5㏄とした)と塩を加えよく混ぜてスパイスに火を入れる。
塩は、水を加えて煮込まずにドライに仕上げるので、控えめに。出来上がり直前に確認して調整する。
ここで、魚介系の味わいをちょっと補うためにナンプラーを少々垂らす。ただし、入れ過ぎると台無しだ。
少し魚の風味が付いたトマトベースのマサラ(カレーベース)の全体がフツフツしてきたら、目玉を取ったホタルイカを加え、残しておいたトマトの粗みじんも入れて、全体をざっと混ぜてガラムマサラを5㏄くらい振り入れて火を止める。ホタルイカはボイルしてあるので、温まって多少の味が出るというくらいまでの加熱とし、ふわっとした食感を残すのがポイントだ。最後に入れるトマトでフレッシュさが出る。
ホタルイカだけでは物足りない、という向きは、旬の素材ということでウドや菜の花を組み合わせても良いだろう。シメジなんかも悪くないと思う。火の通りやすさや食感を勘案してホタルイカより先にマサラに入れて加熱しておき、出来上がりでホタルイカとのバランスが取れるようにする。
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