ジンギスカン用のラム肉のスライスから脂の部分を取り除いて、包丁で細かく切って粗挽きくらいにしたものでキーマカレーを作り、一晩、水に浸けておいてから茹でたひよこ豆と合わせたカレー。ダール・ラムキーマと呼んでも良いのかもしれない。羊が苦手な人には合わないと思うけれど、羊が好きなら絶対に気に入ると思う。
材料は、2人前見当で、以下のような感じ。
・ラム肉スライス100g
・ひよこ豆 100g
・トマト 1個 粗みじん
・タマネギ半分 みじん切り
・ニンニク、ショウガ 各20g みじん切り(ショウガを多少粗めに)
・トマトジュース50㏄
・ホールスパイス(カルダモン4個)
・パウダースパイス(パプリカ10cc コリアンダー10cc ターメリック5㏄ カイエン5㏄ クローブ 3㏄ 辛さはカイエンで調整)
・塩(カレーの味付けとひよこ豆を茹でるときに使う)
・水(ひよこ豆を茹でてから、ゆで汁をカレーに入れて濃度を調節)
ひよこ豆は、ざっと洗ってから一晩水に浸けておいて、水から上げておく。
他の材料を用意している間に、水500㏄に塩を少々入れた湯で茹でる(20-25分)。
ラム肉は、気になるような脂を適宜取り除いてから、包丁で粗挽き程度に叩く。
もちろん、フードプロセッサを使って挽いても良いが、まな板の方が後の洗う手間は少ない。
鍋にサラダ油を敷いて、潰したカルダモンを熱して香りを出す(テンパリング)。
カルダモンから細かい泡が立ってきたら、ニンニクを投入。
ニンニクがきつね色になってきたら、タマネギを加えて炒める。
タマネギに油が回ったら、ショウガを加えてさらに炒める。
全体に馴染んできたら、トマトを投入して潰しながら炒める。
トマトジュースも入れてさらに炒める。
ペースト状になってきたら、パウダースパイスをすべて加え、塩も加える。
塩は、ひよこ豆のゆで汁の塩気を考慮して控えめにしておく。
パウダースパイスを全体に馴染ませて、スパイスに火を通す。
フツフツしてきたら、叩いたラム肉を加えて、ダマにならないように全体によく混ぜる。
肉に火が通ったら、ひよこ豆を加える。
最初は豆だけを入れて、煮汁は段階的に加えて塩気とカレーの濃度を調整する。
強火で煮込んで、水分が飛んできたら煮汁か水を足す。
数分煮込んだら塩気を確認し、カラムマサラを振り入れて全体によく混ぜて火を止める。
トッピングは、写真ではパセリだけれど、パクチーを刻んだものが(苦手でなければ)ベストかもしれない。
生クリーム少々を掛け回しても良い。
このラム挽き肉のカレーは、ひよこ豆の代わりにジャガイモを使っても、とても美味しくできる。
この場合、テンパリングの際にはクミンシード(5㏄くらい)も使いたい。
ジャガイモは、前日から水に浸ける必要がないので、豆より手軽でもある。
豆の場合は、浸水してしまったら、後には引けない。
もう、カレー(じゃなくても良いけれど)を作るしかないのである。
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