近所のスーパーで北海道産の鱈が素晴らしかったので、手元にあるジャガイモ(キタアカリ)と合わせて「北海道の食材でインドカレー」という試み。ま、ニンニクもタマネギも、いつも北海道産だし、トマトも時期によっては東川のトマトなんだけれど、メインの食材が両方とも北海道というのはあまりない。
切り身の鱈の表面には、スパイスを適量混ぜ込んだヨーグルトを塗って軽く下味をつけておく。キタアカリは火が通りやすく煮崩れやすいので、さっと加熱する前提で5mmくらいのスライスに。
ニンニクとショウガを下ろしてちょっと水で伸ばして、ニンニクショウガ・ペーストを作る。玉ねぎはみじん切り、トマトは粗みじんにしておく。
鍋にサラダ油を敷いてタマネギを炒め、全体に油が回ってきたら、ニンニクショウガ・ペーストを加えてさらに炒める。タマネギが透き通ってきたらトマトを加えて潰しながら炒める。全体がペースト状になってきたら、基本のパウダースパイス(パプリカ、ターメリック、カイエン。2:1:0.5くらいの割合。トマト1個、タマネギ半分で15cc、8㏄、4㏄くらいの感じ)と塩を加えて、よく混ぜながらスパイスに火を通す。ここで塩気を確認しておく。
キタアカリと鱈では、食べ頃の食感になるまでの加熱時間が違うので、カレーベースが出来たら、まず、キタアカリを投入して9割くらい火を通す。キタアカリはいったん取り出して、下味を付けておいた鱈をヨーグルトごと入れる。
鱈に火が通ったら、すぐに鱈を皿に移して取り出しておいたキタアカリを添え、カレーベースをちょっと煮詰めつつガラムマサラとココナッツミルクを適量混ぜ込んで、塩気を再度確認して仕上げたものをかけ回す。パセリのみじん切りをトッピングしたが、パクチーなども良いと思う。
鱈ちりなどでも実感するけれど、鱈は煮え端が美味い。火が入り過ぎると台無しだ。キタアカリは煮崩れるとカレーベースがドロドロになってしまう。そういう訳で、各々に最適な加熱をするようにしてみた。ジャガイモではあるけれど、鱈との相性も考慮してジャガイモには定番のクミンシードは使わなかった。
ま、なんというか、インド風だしスパイシーでもあるのだが、鱈とジャガイモを美味しく食べるのにスパイスでまとめるのが好適、という感じに仕上がった。
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