会社ではなく個人として「FX」を始めました。
FXは、外国為替証拠金取引という投資サービスで、証券会社にもよりますが、2%程度の証拠金で外貨運用ができます。
1万ドル(現在1ドル123円50銭くらいですから123万5000円)運用するのに、2万5000円もあればOKなわけです。
口座に10万円くらい用意して、4万ドルを運用すると、為替レートが1円上下すると、4万円上下することになります。
それだけリスクも大きくなっているのです。
為替というのは世界中で24時間動いていますので、平日日中の東京市場は無視しても、運用成績にあまり影響がないのも良いところです。
ま、お酒をゆっくり飲んだり、朝寝したりしている暇はない、とも言えますが、、、(笑)。
さらに、対象となる通貨の発行国の金利の差額による「スワップ」というお金が発生しますので、日本のように低金利が続いている場合は、ほとんどの通貨に対して、スワップが期待できるということになります。
実は、今回初めてネット証券でFXを経験(これまでは現物株や投信だけでした)して、こういった仕組みを支えているシステムの凄さを実感しました。
取り扱っている全ての通貨の組み合わせの為替レートがほぼリアルタイムに更新され、それが個人の口座の損益に即時に反映する。当然のようにいつでも売買が可能で、しかも、その状態で24時間動いている、、、。
金融とはシステムですね。今更ながら痛感しました。
そして、翌朝の新聞には、過去のことしか出ていない。
ブログなどのCGM(Consumer Generated Media)が、マスメディアのかつての地位を奪ったということ以上に、金融のシステムはメディアの役割を変えていますね。
メディアにかかわる多くの人は、そのことに気付いていないと思います。
インサイダー疑惑などに過剰に反応するあまり、内規などで投資の現場に近寄れないのが実態ですから。
実際、日経などで悪いことをする人もいましたし、これからも出てくるでしょうが、メディアに携わっている人、特にビジネスメディアの人には、投資の現場は体験しておくべきだと思います。
簡単な話、読者ニーズは間違いのない「資産運用入門」というような企画に対してツボを押さえたアプローチができないと思うわけですね。
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