東京は、暖かくて穏やかな年の瀬です。
2008年は、ビジネス環境が激変したということは言うまでもありません。
例えば、店頭のガソリン価格は180円から100円、ユーロ/円のレートは170円から115円まで、というように振れ幅が普通ではありませんでした。ドルや株価も大変なことになっています。
知人が運営しているWebサービスのクライアント36社のうち9社が倒産(うち6社は上場企業)、などという話もありました(知人は危険を察知して、その前に別ビジネスに軸足を移しました)。直前期は史上最高益だったのに、運転資金が調達できずに倒産、という例も多かったようです。
別プロジェクト(後述します)で完成間際のオフィス物件を下見していたのですが、その物件は、完成はしたもののゼネコンが倒産してしまい、デベロッパーに引き渡すことができなくなり、新築なのに空いたまま数ヶ月にわたって放置されています。
幸いにして、弊社ハイブリッドメディア・ラボのビジネスは、金融危機関連での痛手はありませんでした。
個人的に運用していたFX(外国為替証拠金取引)でも大きな損失はなく、1年を通してほぼトントン、という結果でした。
ビジネス面では、このブログでもいくつか紹介させていただいたように、Webサイトのコンテンツの企画と制作、運営支援などを中心に、いくつかのプロジェクトをお手伝いさせていただきました。
もちろん、企画提案段階だったものが実現しなかった、あるいは、運営中だったサービスが終了した、というようなことはありましたが、こういうことは、日常の営業活動のなかではよくあることですね。
現在は、某企業のエンドユーザー向けの情報提供サイトの運営を支援させていただいております。
サイトのメディア的な運営とそれを実現するための体制作り、円滑な運営のための日々のタスクの整理やアドバイス、ドキュメンテーションといったコンサル的な面と、コピーライティングやデザインなどの実際の編集・制作の両方の面から、さまざまなレイヤでサポートさせていただいております。
Webサイトの運営チームを新たに作る、きちんと回るWebサイトを作る、というような場合は、今回の経験に過去の経験も併せて、お役に立てることがあると思いますので、ぜひお声がけいただければと思います。
それと、もう一つの大きなプロジェクトが、7月に設立した「ビヨンドメディア」です。
社名にメディアとついていますが、既に、メディアというよりは、ネットで販促やプロモーションのサービスを提供する会社としてサービスの準備を進めているところです。
当初予定よりも少し遅れていますが、その分、練れたプランニングになったと思っています。
これも既に報告済みですが、ビヨンドメディアのスタートとともに、7月末には2006年から拝命しておりましたオープンソース・シャパンの非常勤取締役を退任しました。
弊社ハイブリッドメディア・ラボは、3月設立なのですが、決算は1-12月です。
3期目を無事に終了し、経済環境の変化、ビジネス環境の変化とともに、弊社のビジネスもターニングポイントにあることを改めて感じております。
2009年は、ビヨンドメディアのサービスを通じて、社名にある「ハイブリッドメディア」(トラッドなメディアを想起してしまいがちですが、かなり違います:笑)の一つの形をお見せできるのではないかと思っております。
本年、お世話になった皆様に深く御礼申し上げます。
どうか良いお年をお迎えください。