いやー、暑いですね。7月の3連休明けは急に夏本番で参ってます。
引越し以来、けっこう空いてしまいましたが、おかげさまでハイブリッドメディア・ラボは、お客様のサイト運営の支援を中心にそれなりに忙しくしております。最近では、結果的には商談に結びつきませんでしたが、以前に別のプロジェクトでご一緒させていただいた方から、B2BのWebサイトとコンテンツ、その実現体制についての提案を作るので手伝って欲しい、というようなお話をいただき大変ありがたく思いました。
また、FXなどの投資についての解説コンテンツを作成する、というお仕事もさせていただいており、2006年以来、個人投資家として市場の洗礼を受けた経験も無駄ではなかったと感じております(投資のリターン自体はこの経済情勢なのでなんとも調子が出ないのですが:苦笑)。
さて、弊社のビジネスと並行して、去年からずっと開発を続けているビヨンドメディアのWebプロモーションの仕組みですが、ビデオ配信&サイト連携(ナナーズ様サイト)、アンケート・ノードへの応用(チキンの風)など、いろいろとアプリケーションの形にしてきましたが、その経験も踏まえて完成度がかなり上がってきました。
今回、さらにブラッシュアップして構築した新しい仕組みが「テーマクラウド」という仕組みです。
テーマクラウドは、「特定テーマについて効率の良いWebプロモーションをするためのクラウドサービス」です。ビヨンドメディアが開発した複数サイトの連携をデータベースでコントロールする、という機能を応用したもので、特定テーマを共通項にしてWebサイトやブログなどがつながり、全体として集客・プロモーションのネットワークを構成します。このネットワークに参加しているサイトやブログは、固定的なものではありませんし、その中のトラフィックをデータベースで管理・制御しており、特定テーマのプロモーションに特化した「クラウド」として振る舞います。
このテーマクラウドの入り口となるのが「テーマリンク」と呼ぶスクリプトタグとそれが表示させるリンクバナーです。このスクリプトタグをブログ等に埋め込むと、テーマを象徴するようなバナーが表示され、そこをクリックするとテーマクラウドを構成するほかのサイトに飛んでいきます。
飛んでいく先は、ランダムであっても良いですし、ある重み付けをしてもかまいませんし、何かを販売するためのランディングページであってもかまいません。こういったトラフィックの制御はデータベースで自由に設定可能です。
バナー状のリンクだけでは、十分な説明が出来ない(デザインの問題もありますが)といったような場合には、従来のビヨンドプレーヤーの機能を持った「クラウドプレーヤー」を使います。クラウドプレーヤーは、テーマリンクにコンテンツ配信機能を備えたものです。
「テーマクラウド」とそれを構成する「テーマリンク」と「クラウドプレーヤー」の関係とそれが実現する全体像を下記に示します。
ポイントは、テーマリンクをクリックすると、どこかのテーマリンクに飛んで行き、その飛んだ先のテーマリンクをさらにクリックすると、自分のサイトに戻ってくる可能性がある、ということです。したがって、テーマリンクを埋め込むだけで、サイトやブログのアクセス数が増えることになるわけです。
これまでのブログツールは、ランディングページへの送客が主な狙いでしたが、このテーマリンクとテーマリンクで構成するテーマクラウドは、ランディングページへの送客はもちろん、テーマクラウドに参加している他のサイトや自分自身のサイトへの送客も同じような重みで考えているのが特徴です。
この仕組みを使った書籍のプロモーションがもうすぐ始まりますので、またご報告いたします。